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この1枚の写真‐10 【WonBok】

投稿日:2010/10/31

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10年を振り返ってみるとほとんど変わらない私を発見できる。大部分は自然の変化と同じくらいに少しずつ作成され退化していくように思う。良く言えば初めてのようにいつも同じ理想を持っているということができるが、ある面から見ると同じ歌を繰り返し再生しているのと同じだ。少し褒められ少し批判され現実に妥協しながら生きてきた人生だった。

 

8年前ごろ、Lee WonBokに初めて会った時の印象はあまり良い物ではなかった。良くなかったという意味は、私の知らない世界で生きてきた若者というぎこちなさを感じたからだ。写真館がどんな仕事をするのかもよくわからないのに訪ねてきた若者に私にできることは「自分でうまくやってみなさい」ということだけだった。そして自分でうまくやってきた。車を買い、撮影を学び、撮影の責任者になりながら少しずつ発展する姿を見ながら微笑ましくもあった。彼には情熱があり何よりも真正性があった。その情熱と真正性によりきれいな奥さんをゲットし日本に来た。

 

昨日は彼の初めての子供の1歳記念パーティーがあった。わかめスープにプルコギ、直接作った寿司もあった。重たいその息子のために歌を歌いケーキの火を消し拍手し、その場にいた皆にとって楽しい時間であった。何か人段落した感じだった。

 

交通費だけ支給するという条件で韓国のサガナムに初めて入社し、職員としては一番高い地位である撮影研究チーム長になり、その情熱でHyeonjuに出会い、彼に似た子供を産み、1歳記念パーティーをするこの過程をそばで見守ることができた。健康に過ごしている家族を見る喜びを与えてくれたWonBokHyeonju、息子に感謝の気持ちを表したい。

 

人には各自の人生の方式がある。社会生活をし、結婚をし、子供を産み育てる過程は自然な姿だ。笑って楽しみながら時には試練も待ち受けている人生で、何か人段落する感じは、他の言葉では平穏という言葉が適切かもしれない。かでやかな状態平穏というがそれを昨日感じることができた。その時、私にとって平穏とは何かを考えた。

どこが人段落なのか考えながら、20011年は何かが終わり、始まる時間になるような気がする。その中心は何かまだわからないが、私の周りの人達から同意を得たいという考えを優先順位に置きたい。慣れない所へ自分の条件の変化を同意を受けたい気持ちは40を過ぎながら現れる惻隠の情だろうか?

 

慣れない場所に出ればこそ、平穏を感じることができそうな気持はどこからくるものか?どこかに脱出したい心なのか?

 

WonBokのウエディング写真は平穏だ。楽しく笑っているが私はこの写真をみると平穏を感じる。

過ぎた8年余りの時間がこの写真に溶け映しでていると錯覚しているからだろう。彼がそのように生きてきて、そんな考えをし、これからどんな人生を生きていくかが見えてくる。この笑いと同じような人生を送るだろうし、この笑いのような情熱であろう。

 

それでもWonBok2010年の計画で本人が言った通り無知から抜け出すことでは大きく変わらない。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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