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写真館への代案②
投稿日:2010/6/29
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写真館がどんな風であれば長い期間価値を作り出し
内部・外部量顧客を同時に満足させることができるだろうか?
日本に来てから‘撮影専門スタジオ’という方向で考えていた。
写真に集中できる空間と条件、
そしてその写真に付加価値を与えることのできる人々が集まり
一つの夢を作り上げていく夢をもっていた。
人は誰もが一つのことに集中していくと、いつかはある程度までのぼりつめる。
もちろん、方向設定も重要だが
集中と執着。
そして本質を継続的に見つめていくことが何よりも重要である。
撮影専門スタジオはまず、写真に集中することができる。
その集中が一定期間すぎて価値を作り出し、内部・外部顧客を満足させることのできるシステムが出来上がっていくという予想ができる。
スタジオは写真を中心にして人が集まってこなければならない。
しかし、商品とマーケティング、そして過ぎ去った固定概念がそのアイデンティティの強化を邪魔している。
結局、同じものが増えてその差別化がなされていないということが決定的である。
ライフスタジオは今まで、人との関係に対して強調してきた。
そして、これからもそうであるし、そうでなければならない。
方向設定と一定期間の活動により
ある程度写真館の枠組みができあがった。
ライフスタジオはこれから緩く発展していく段階にぶつかっている。
これからは大きく変化をするのではなく、
ゆっくりと私たちがきめた方向に向かっていくであろう。
現在の状態を維持し、補修し、発展していく過程で
いろいろ試行錯誤していくエネルギーが必要だ。
何がそのエネルギーになりうるか?
今まで出した結論は、大人中心のスタジオで
ストロボを使用し被写体を変化させる努力・・・・である。
子供や大人に対して状況の設定をし、被写体の動きにあわせて撮影をする形態に、ひとつ追加されなければならない。
カメラマンが被写体の中に入り、内面の動きを切り取らなければならない。
そして
写真の技術で日本の写真文化を変えていかなければならない。
それはすなわち、写真によってもっと高い価値を探し出さなければならない。
写真からも探さなければならないのではなく
必ず写真から、その価値を作りださなければならない。
父親や母親が子供にできることと同時に、自分が写真の主体になるべきなのである。
成人式とウェディングだけが記念の写真になるのではなく
もっと日常的に自分の美しさを表現していくべきである。
父親も母親も祖父母であっても、お互いの関係の中でその思い出と美しさを探していくことで、
個人、人間、女性、男性・・・・という主体性を探し出すことができるようにすること・・・
ライフスタジオがそういう場所をつくらなければならない。
それがすなわち、写真を文化にしていくということであり
それが日本の写真文化を変えることであり
それがライフスタジオが変わらずに進んでいくエネルギーになっていくだろう。
ここで2つの悩みが浮かんでくる。
少し離れた郊外の広い倉庫で、スケールの大きな写真を作り出すのか?
それとも、もっと中心でプロフィール専門にしていくのか?
広い倉庫は撮影空間と条件がよく、レンタルスタジオとして使うこともできる。
特にウェディング写真には最適だ。
しかし、中心部から少し離れるという欠点があり、いろいろな業者との交流が少し不便になる。
中心部でオープンをしていくと、いろいろな理由付けが必要になる。
写真館を、ただ中心部でオープンするということではなく
美容室を直接運営しながら、その顧客を対象に事業を展開することを言う。
ライフスタジオが初期に美容室と協力して何かをしていこうということを試みたが
それがなかなか難しいということを実感した。
それならば、直接美容室をオープンして美容室と写真館が別々な仕事をしながら、一緒に何かを展開していくという考えを持つようになった。
美容室で自分の美しさを・・・作り出しても
明日になればなくなってしまう、そんなものを写真の中に、その瞬間を記録し
その美しさを表現していくということが、大きな魅力になっていく。
突然、美容室を出す・・・と考えたりしているが、可能なのではないか?
広い倉庫は写真に集中することができ、ウェディングが重要ポイントになってくるし、中心部における美容室は女性プロフィールに集中しながら個人を写真館の中心に移動させていく、ブルーオーシャンの創出におけるポイントになる。
皆さんの意見は・・・?
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