Staff Blog
本社
この1枚の写真:3
投稿日:2010/3/31
600 4
韓国に“愛してもいいですか”という歌があります。
“扉が開いてあなたが入ってきますね
私は一目であなたを好きになりました
私の前に現れて、下を向いたときのあの表情
本当にまぶしいくらい、きれいです
どうしてか緊張もせずに、ドキドキしてます
私の心を完全につかんでしまったあなた
気をつけていいます、勇気を出してみます
私は今日からあなたを愛してもいいですか
こんな気持ちを持つのは初めてです
これが愛というものんですね
あなたには、いつも最高でありたいです・・・”
……
ヒョンチャニの家族が最初にスタジオに来た日。
その日は何だかスタッフも少なく、予約の電話も多いし撮影も多い、そんな忙しい日でした。
ヒョンチャ二の100日記念の撮影をしに、見学にきたのですが
その短い見学の10分間を準備できずに、そのまま1時間以上も待たせてしまいました。
お父さんとたばこを一緒にすいながら、お母さんに謝って
ひや汗をかきながら過ごした時間が、今でも鮮明に記憶に残っています。
いつも笑っているヒョンチャニのお母さんと下町の不良の雰囲気をかもしだしているお父さん・・・
何故だか緊張もせずに、同じ考えで生きてきたような、そんな安心感・・・・
心の温かい人との出会いをしたいと、少し幼稚な考えをもって話をしてきていますが
たぶん、ヒョンチャニの家族との出会いから、そんな言葉を口にするようになったのかもしれません。
結局契約をして撮影をし、1歳の記念のときも撮影をして
一緒に食事にいって家に遊びに行ったり、お酒を飲みにいったり、ヒョンチャニのおばさんの結婚式の写真をお願いされてまた何度か顔を合わせ、
そうしているうちにヒョンチャ二に妹が生まれ、また100日、1歳の写真を撮って
結婚式の写真を撮ったおばさんが今度は子供を産んで100日、1歳の写真で2回
そしてヒョンチャニの実家の家族写真を撮って
遠い海沿いの親戚の家にも、サガナム全体で2泊3日のスケジュールをたてて遊びに行き
中間中間でヒョンチャニの友達も同じコースで・・・・・・
もう10年前の話です。
一度インターネットにサガナムに対する批判の文章があがったことがあったのですが
その内容は、全く事実ではないことばかりでした。
あまりにもひどい内容だったので、該当のサイトに電話までしていろいろな方法で対策を採ろうとしたことがありましたが、
そのときにサガナムのお客様たちが必死になってコメントを残してくれたりしながら
サガナムの正当性について、訴えてくれました。
そのとき、ヒョンチャニのお母さんが初めて文章を残してくれたのですが
長文の中にはサガナムに対する考えが詰まっていましたが・・・
なんというか・・・・涙は流さなかったですが・・・・なんというか・・・・
お客様とカメラマンとして出会い、友達になったというケースは、そんなに多くないでしょう。
人を好きになると、その写真がそのままいい写真になるという平凡な真理を
ライフスタジオの全てのスタッフが理解できるようになるといいなと思います。
スタジオのドアが開いてすぐに、自分のお客様だということを感じました。
なぜか緊張もしないで、少しドキドキしながら相手をフィルターごしにのぞいて
愛の気分を感じてみるということは
カメラマンしかできない権利であり、義務ではないかと思います。
ヒョンチャニの妹、ハウンの1歳の誕生日の写真をとるときに、家族がおそろいの服を着てきました。
この服を探して、選んで、スタジオに持ってきながらヒョンチャニのお母さんがどれほど嬉しかったでしょうか?
その期待に半分でも写真を通して表現してあげるということこそ、カメラマンの運命です。
お父さんはその服を着ながら文句を言っていましたが
今ヒョンチャニの家に残されているそのアルバムは
ヒョンチャニのお父さんの宝物第一号のはずです。
ヒョンチャニが軍隊に行くときに一度開いてみて
ハウンが結婚するときにもう一度開き
夫婦喧嘩をしたときにもう一度開くことになるでしょう。
ドキドキする気持ちで、ヒョンチャニの家族に告白します。
愛しています・・・・
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog