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あるカメラマンからのメール

投稿日:2010/2/8

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自分の写真に対する情熱と、スタジオの条件に対する葛藤をもっている、多くのカメラマンがいます。

数日前、そんなカメラマンの中の1人と、

長い時間をかけて話をし

今日、その人からメールで写真が届きました。

自分が撮影したい写真だといって・・・

 

写真を見ながら、いろいろなことを考えました。

“一体、写真とはなんだろう?本当によくわからない”と、

5年間、自分が撮影した多くのお客様の顔が思い出されました。

とても申し訳なくもあり・・・その中に奈美のウェディング写真もあり・・・・

 

自分もよくわからないことを、その彼に返信をしました。

 

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写真を見て感じたことを伝えます。

  節制された自然という基準から見たときに、50%まで到達した気分です。   まず、自分だけのアングルを探そうと努力していることが、いいと思います。何かに向かっていくということ自体、大きな意味を持つと思います。 結局そこに向かうことになるからです。   集中させる能力が必要です。 四角形の中に見えるいろいろなものを区分し、除去して全体を判断し、攻勢するという一連の作業が少し、雑に見えます。  どこかに集中していたら見えないところから何かを切り落としたり 瞬間的に近寄ったときのフレームングが壊れてしまう姿が見えてきます。 重要だと考える部分が20程度あるならば、全体は80%程度に配分する必要があります。 森の中を見渡しながら、木は20程度だけ見るように、という意味です。   今の限界は、クローズアップのようです。 トリミングが必要ない写真がいいといっていましたが  だからこそ背景と子供の調和に対しては関心を持っていたと思います。 でも、背景がもっている線と点、そしてそこにある各種の記号があまりないクローズアップの写真になると、 それまで上手く見えていた全体の点数の平均を落としています。 子供の目、鼻、口、耳、顔のラインだけで何かを表現するということは難しいのですが 必ず通過しなければならない課題です。 2-3月はクローズアップに集中して改善していく月にするのはどうでしょう? クローズアップは特に上手く撮るためのシナリオがあります。そのシナリオを自分のものにしていけば、60%まで到達する近道になるでしょう。   "あなただけが持っている写真の技術とは何ですか?"と、質問されたら・・・・ たぶん、ベビースタジオにいるカメラマンの90%は、実力が似ていると思います。 理由があるでしょう・・・ 1等から100等までがあるのではなく、1等から10等まではあるけれども のこりは全て11等だというのです。 その理由は何でしょうか? 通常のカメラマンたちは3年程度までは撮影期間に比例してその差をみせていても 4年程度経つと、大体似てきます。 理由は簡単です。同じ条件化で成長の限界を経験しながら、結婚、オープン、離職・・・という進路を選択します。 オープンするからといってスタッフに特別教えることもないのです。 本人も自分の撮影技術がどうやって発展してきたのか、説明することが出来ないからです。 特に家族写真、クローズアップ、広角レンズの使用、撮影条件の変化、スタイルの創造などの限界を見ることになります。   結局、方法が重要です。 そして今まで自分の写真を文章にして表現すること以上にいい方法をみつけられませんでした。 経験のみでよくしていこうとするため、成長の限界を感じるようになり、他の条件を探すことに必死になるようにも思えます・・・ これからは写真よりも、写真に対する文章を送って下さい・・・   そして063番はすぐにホームページにあげてください。 写真の説明をして、アップすれば、すぐです・・・・

 

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