ライフスタジオのインテリアを見ながら、たくさんの質問をうけます。

 

“アイディアはどこからくるんですか？”

“写真の設計図面などがないのに、どうやって全体のバランスと調和を維持するんですか？”

 

こんな質問をされるたびに、恥ずかしい気持ちを隠すことができない・・・・

答えはなんだかみっともなく、過去のどうしようもない、自分の姿が目に浮かびます。

アイディアは雑誌や素敵なショップなどのコピーにすぎないのであり

バランスや調和はその中のつながりの結果でしかないのです。

その中でもインテリアが写真館に勤務する人にとっての必須教育課程であり

それを声高に叫んでいるという二面性を持っています。

人間の弱さを、簡単に見つけることのできる場所でもあります。

 

先に経験しただけのことを、すごい場所にいるかのように話をします。

存在しないことにたいする創造という短い苦しみはありますが、

誰かに自慢する程度でもないのです。

精神と肉体の疲労が少し積み重なってきた時点で

試行錯誤をしているスタッフを見ながら、

とてつもなく大きな失敗をしているように拡大されていきます。

結局、“自分がこの程度の不足な人間です”と、世の中に対して大きな声で叫んでいるかのようなものなのです。

 

この文章を通して謝罪をしたいと思います。

ライフスタジオのインテリア過程で傷ついたスタッフたち・・・・

不足なインテリアの中で、大変な思いをしながら撮影をしているスタッフたち・・・・

そしてより可能性をもった空間で楽しむことが出来たのではないかと思われる、お客様に対し・・・・

 

もっと、努力します。

そして自分の内部にある問題は、その中で解決できるように努力します。

自分の問題を、人のせいにしないように・・・・