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2010年の目標と方法
投稿日:2010/1/1
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計画と目標が氾濫している。
やりたいことは多くても、やれることは多くない。
計画して実践し、反省する過程の中に真理があるということを信じる力が
私たちを鈍くしているとも言える。
“がんばったんだからいいだろう・・・”と慰労する一言に
私たちの失敗が目に見えない場所に隠れてしまうこともある。
計画は聞かなくても結果だけを見る人もいる。
多くの計画の中のいくつかを達成したといってその人がよくやったのか?という問いから始まる。
それならば毎年100通りの計画を立て、あっちもこっちもと度を越したエネルギーを消費し
その結果残るいくつかの残骸をもって、その人を評価するということに対する意義立てすら認めないことになる。
結果だけがその人の本質を物語っているということも
成長だけが最善だという現在の権力の問題を同時に持ち備えている。
過ぎた3年間のライフスタジオの活動の中で
年始に立てた計画がなんとなく円満なグラフを描き、誰からも大きな指摘をされない状況にあることも、単純に運がいいのだ。
時代と上手くマッチし、適切な人々が周囲に居合わせ、大きな事故もなく今まで来たことに対しては、本当に“運”としかいいようがない。
肩に力が入った状態で現在の状況を口にしている私自身が恥ずかしく思えることが1,2回ではない。
誰でも鋭い刀で私の患部を触れるものならば
その後ろに隠れている排水口の残骸が出てくるのではないかという恐れもある。
怖いと思えば思うほど、多くの計画と論理をもっていなければならない。
そしてその薬漬けになって1年を過ごしていく自分自身を、予想することができる。
本当にそうだ。
お前がやってきたことはなんなのかと聞かれたら
映画祭で男優主演賞をもらった人が受賞演説で口にする“全てのスタッフがつくり上げた食事を、はしをもって食べればいいだけだった”と言うことしかできない。
誰かに手柄を譲って少し後ろから座っていかにもオヤジらしく意味ありげな笑みを浮かべたくてそう言うのではない。
本当にそうではない、本当に・・・・
2010年を計画するこの瞬間が幸せだが、
自分自身に反省することも、大変だ。
報告書は書かなければいけない時にかくものであったため、むしろ楽だ。
でも、2010年を計画することは、真っ白な白紙に何の形式もなく描く絵と同じだから、とても疲れる。
だから具体的に、何をしなければ・・・・という自分の落とし穴にはまりたくない。
私に、何と何をしなくちゃ・・・という具体的な計画は、今は大きく重要ではない。
こういうと、もう一度自分自身に質問をしてくる何かが、少しずつ浮かび上がる。
“そもそもスタジオというのは私が命をかけてやるべき仕事なのか?”
スタジオとは違う何かを選択しろといわれたら、何を選択するのだろうか?
他の何かとは、なんだろうか?
このような質問にはいくら考えても答えがでないことも、わかっている。
その答えを探すための過程が重要だということも、わかっている。
そしてその質問をされるための別な世界との出会いに期待する気持ちも、ある。
いつもこのような話をするごとに、2年後にはそうするといってきたし
そうやって4年の歳月が流れた。
[私にもう一度]ではなく、[あなたに向かう]に、向かわなければいけない。
あなたに向かう矢印をつくること・・・これが、2010年の目標だ。
あなたに向かう心を、2010年、ホームページのスタッフブログに整理していくことが
2010年の目標を達成していく最も効果的な方法だ。
アイデンティティの強化、ライフ人の育成、店舗インテリア、ギャラリーの構築・・・・
重要だけれども急ぐ事柄だ。
2010年は、しっかりとこなしていかなければならない。
そして
急がないけれども重要なこと
[あなたに向かう矢印をつくること] こそ
2010年の目標だ。
最も効果的な方法は、ブログ。
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