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最近、よく考えること
投稿日:2009/8/21
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インテリアをし、会議をし、ひとつ、またひとつとライフスタジオの店舗が増えていきながら、顧客とスタッフが同時に喜ぶことの出来る状況を目にすると、とても嬉しくなる。
しかし・・・・
スタジオに問い合わせをし、予約をし、大切な時間を使って撮影をするということは、今日のランチは何にしよう・・・・?というような一時的な行為ではない。
時間は記録であり表現であり、同時に思い出である。その過程は、現在というものをそこに留めるが、同時に長い時間を共有する。
写真を受け取り楽しい気持ちでスタジオから帰りながら、多くの場合、そこで関係が終了する。そしてその後の訪問は、顧客の要請によってのみ、なされることになる。
これが私の不満であり、課題である。
“顧客の要請があるときにのみ、再び関係が作られるということ・・・・・”
お互いに楽しく過ごすという形態ではなく、一方的であるということが写真館の未来を狭めていくことになり、私達の発展そのものを制約しているということを考えながら、これをどうやって改善していこうか?ということを悩むようになった。
今までに、2つのアイディアを考えてみた。
まずはギャラリーライフ。
ある程度の観光地に(例えば軽井沢や鎌倉など)ギャラリーライフをつくり、顧客が好きな時に訪問して美術館のような空間に写真を直接展示していく。
日本の中に、自分、または家族の写真が展示されているということを考えて見てほしい。そして、それを本人と家族が直接展示していくという思い出・・・・
すぐ横にはセルフスタジオもつくり、直接写真をとることができるという経験をしてみる楽しみも備え・・・・
いつでも気軽に訪問していただき、自分の写真と日本の子供達の写真を鑑賞するという余裕・・・・
そしてもうひとつはライフスタジオと一緒につくる、タイムカプセル。
顧客が2回目の撮影をした時から約2,30ページ程度のノートに、顧客とライフスタジオのスタッフがその子供や家族のために手紙を書いたり、写真を貼ったりしてそこに思い出、美しさ、感情などを埋め込んでいく。それを3回程度繰り返したら、顧客にプレゼントをするという形態。
もし2歳、3歳、5歳の時にライフスタジオを訪問してもらったら、その子供や家族の様々な変化と思い出、そのときの美しさがそのタイムカプセルの中に記録されているはずだし、それ自体が写真館の存在理由になると思う。写真館がその当時だけを記録する記念写真に限られるのではない、人生の写真館に、なるのである。
一度撮影して関係が終了してしまうこと、そして顧客が希望した時だけの関係が形成されることから脱皮したいと思う。一番最適な方法が見つかるまで、悩んでいきたいと思う。
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