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投稿日:2009/4/27

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スタジオのオープンを決定し、 不動産契約をしたらその次の順序はインテリアに対するコンセプト、そして設計の作業だ。   スタジオは人工的な材料でもって最大限自然で美しい構成を表現しなければならない。 そうでなければ わざわざスタジオまで出かけて高額の支払いをしながら撮影をまかせる必要がないからだ。 人々が望む美しさと、 スタジオで可能とする技術の限界点の間で お互いが満足する地点を設定する。 そして 人工的な様々な材料を使用し、 イメージと美しさ、 そして思い出をつくりだす。 またほかのコンセプトとは違い、 スタジオのインテリアはスタジオが作り出す写真に決定的な影響を与える。 写真の100%といえるほどである。 だから、インテリアによって写真の雰囲気も決定され それがスタジオのイメージも決定し スタッフもそのような方向の中で変化し、 発展の過程を経ていく。 またそのようなスタジオのイメージ、人、写真を好む顧客が集まってくる流れが作り出されていく。   それは、私たちがもっている理想を現実にしていく過程がインテリアだともいえるということだ。     2年前、ライフスタジオが青山にオープンしたとき、 その段階では実際のインテリアよりもイメージの論理化が重要だった。 何もない砂漠の真ん中で 頼るものは太陽の方向しかない状況の中、 東西南北、どこに進むべきかという決定が生死を決定した。 ライフスタジオが目標と計画をもっていたが、 現実でそれをどのような方向に形作っていくのかによってその計画も大きな修正が必要になり それと同時に多くのことを同時に変化させる必要があった。     その後2,3店舗のオープンを通して 基本の骨格が出来上がり ライフスタジオが持っているビジョンと戦略を より効果的に、 凝縮させて見せることにポイントを置いた。 “美しさを表現し、思い出を記録する楽しみの空間”としてのスタジオを 具体的にどのように形にしていくのかということに対する考えに集中し 写真-関係-美しさ-感動-習慣化という楽しみの空間としてのつながりを 空間の活用と美学的な側面から、考えるようになった。 それが何なのかは誰にもわからないことではあるが 少しずつ、考えと実践の段階を通過しながら 少しずつ見えてくる実態が私たちを少しの間、喜ばせてくれた。     横浜店までが、安心できて好奇心を刺激しながら、撮影空間の効率に焦点をおくインテリアだった。 その過程の中で ライフスタジオのスタッフは私たちの主体性に対して認識し、 同意していく過程を経てきた。   2009年に入り その次の段階を悩むことになった。 悩み、討論することを繰り返しながら “トレンドメーカー”という単語にすべてが反応し、 私たちの行くべき方向だという思いになった。     私たちがもっている主体性を確認する過程を通過し、 それを現実に適応しながら 日本の写真文化を引っ張っていくという課題が私たちに提示されたのであり それがトレンドを作り出す人々だという“トレンドメーカー”の一言で表現された。     それは、 主題が大きく広いだけに同意されながら、 その主題に対する素材にポイントを移す過程でもある。     トレンドをつくるということは、単純なアイディアの水準を越える。 トレンドとは 時代の考えを反映しなければならず 適切なタイミングを必要とし 私たちが、できることでなければならない。   そのような論議の延長線上で 名古屋日進店のインテリアは始まり、90%完成した現時点で振り返ると 主題と素材の過渡期だ・・・・と、言える。     既存に使用したインテリアのバランスを調整しながら完成度を高める必要があり、 トレンドに対する広い学習と討論、 決定の過程で進行しているということ、 トレンドが既存にしてきたことのまね、変形とは質的に違う創造の過程だということ、 オープンは決定していて、それぞれのスケジュールがあるということ、 名古屋のメンバーの水準と維持の偏差などがそれにあたる。     名古屋日進店のインテリアを始めながら、 私に振りかかってきた単語は“安着”だった。 “安着”は心のゆれがなく、どこかに確実に身をおろすという意味だ。 ただ“いい”というものを超える何か、 その空間がもつ重みと安心感が混ざって ライフスタジオに安着する状態の演出をインテリアを通してしていくことが 中心のテーマだった。     顧客とスタッフが同時にライフスタジオに安着するためには 既存に使用してきたインテリアの完成度を高め バランスを保つ作業、 新しいテーマと強烈なイメージの空間、 季節と時間、空間に関係なく撮影が可能な条件、 起承転結の順序とそこに含まれる価値の統一などが重要な基準になった。     名古屋日進店は3階建ての構成になっているコンクリート打ちっぱなしの建物だ。 1階は4-5シーンが可能な空間でありながら ライフスタジオの主体性を明確に見せることのできる空間。 2階は一般的なモニター室。 3階は幻想的な夢を見ることのできるホワイトルームに設定した。     1階は圧縮されたセットで満足の過程を通過し 3階に上がっていきながらすべてホワイトに処理された部屋で感動を消化していく想像をしてみた。 何が人に夢を見させることができるのかと質問したら 答えることができるだろうか? 各自がもっている“こうだったらいいと思うこと”が、 現実で静かに、そしてゆっくりと自分を包み込んでくれる瞬間ではないだろか・・・・   1階で日常の安心感 雑誌の中で見ることのできる不均衡の存在感などを通して 撮影とは、こういうものなのか・・・・と新しい経験を通して自分が経験してみたい またはそうなるべきだという自然な自分を自覚する機能が 少しずつスタジオを理解し、満足していく状況を演出していくことが、希望である。 3階にあがると 白一色の部屋で自分たちも白い服を着て、 何も存在しない夢の中で自然に子供、家族、カメラが同時に楽しむ過程を企画した。 自分が持っている美しさに対する自覚と、 自分が変わっていく瞬間の思い出を記録することがスタジオの目的だ。 また1階と3階を通過することによってもつ 顧客の感情と満足、感動、新しい経験など どんな表現でもかまわないが、 ライフスタジオで欠かせない関係設定において 1階3階の条件は とてもいい材料になることは事実である。   これらのことをすべて含んだ側面から トレンドを作り出すことができないことは心残りではあるが これから名古屋日進店のスタッフが作り出すべきその何か、として残しておく。     浦安店が5月にインテリアを始めるが 現在トレンド開発に対する論議が多くの部分、停滞している。 完成度を高め、主体性を強化しながら この時代にあった明確な主題を提示し スタジオの素材としていくこと・・・・・・・・・     今後2-3年間の課題を持つことになった。  

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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