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本社
名古屋
投稿日:2009/3/30
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ライフスタジオの名前では、7店舗目のスタジオが名古屋でオープンの準備をしている。
ライフスタジオのアイデンティティは何なのかという質問と、それに対して何度も応えてきた。
そしてスタジオをオープンする理由とインテリアのコンセプトに対するものがその次について回る。
ライフスタジオは通常工場でつくられるもののように、数百もの同じインテリアとシステムで運営していくフランチャイズではない。店舗のオープンには妥当な理由が無ければならず、そのオープン過程事態が私たちの競争力を一段階上げるための手段になるべきである。人、システム、ブランド、技術が同時に上がっていく方法論としてのオープンを希望している。
名古屋の2号店になる日進店はライフスタジオにどんな意味をもつのか?
名古屋1号店である東山店はライフスタジオにとっても簡単ではない挑戦だった。
新しい場所を決め、インテリアをする形態ではない
長い歴史をもつミカサ写真館のすべてを変えていく過程であり、現在も進行中である。
2年という期間をかけてインテリアだけを3度にわたり大々的に変えた。
以前のシステム、マインド、写真の撮影技術、インテリア、撮影条件を変化させるということは時間と忍耐を必要とし、以前の文化にたいして慣れ親しんでいる内部・外部スタッフの抵抗もあった。
ライフスタジオとミカサ写真館はカメラで人を撮影するということを除いては、すべてが違う形態で統合作業をしたと、定義づけることができる。
日本に存在する通常の営業形態をもつ写真館をライフスタジオのシステムとマインド、写真に変えていく過程は「日本の写真文化を変える」という目標をもつライフスタジオには大きな挑戦でありながら機会であった。
1年間の結果はどうだろう?
店長と話をする中で「顧客満足はどの程度か」という私の質問に対し
「50%」という予想もしない答えだった。
とても高い数字だったので、理由を聞くとむちゃくちゃな答えが返ってきた。
「床を新しくして靴を脱ぐようにしたら、お客様は本当に感激していました。床の効果は顧客満足に絶大でした」
その言葉をきいて、一緒に笑った。
同じことに気がついていく嬉しさもあった。
“床の効果”は名古屋のスタッフがライフスタジオを少しずつ知るようになったという様々な信号の一部だと判断する。
そしてその信号が名古屋の2号店のオープンを決定させた出発ではなかったかと考える。
1年間、ライフスタジオへの変化過程でライフスタジオが主張する要素(顧客との関係に集中する、単純なシステム、内部スタッフの自律に対するエネルギーの拡大、価値の革新と教育など・・・)を体で体感していく過程であり、反面、限界を実感する時期であった。
革新ということがすぐにできるものではなく、時間と体が一体とならなければならないことを知った。
また、一定の条件ではその条件の分だけ人間が発展するんだということも知ることになり
条件の変化、規模の拡大、会社の体質の変化が同時になされる必要があるということの重要性が大きくなった。
名古屋の2号店オープンがもつ意味は2つだ。
名古屋内部に強力な競争者を作り出すことが1つ目であり
名古屋だけの運営システムをつくることが2つ目である。
東山店と日進店はお互いに良い競争相手になり各自の発展のための原動力になるはずであり、またそうならなければならない。
顧客はより高い価値のためにどこに向かうべきかをよく知っている。
水が上から下に流れるように自然に顧客の選択がなされ、何が大切で何を直すべきかを明確にしてくれるだろう。
これは発展の原理でありながら、自律の中の秩序を作り出す理想的な方法だ。
そして名古屋に独自の運営教育システムを作り、自主的に内容を考え、評価する作業が必要だ。
東京から流れる話に無条件に従うのではなく、独自的にスタッフの教育、システム、写真、文化を作り出さなければならない。これもまた、東京と名古屋の良い競争になるだろう。そしてすべての努力がライフスタジオを価値の革新企業として
そして人間共同体の文化をもつ写真館として作り上げていくだろう。
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