クリスマスだといって、プレゼントをもらった。   昨日は無印良品のロゴが鮮明にはいったリボンつきのBOXを差し出しながら さやこは彼女の癖を前面に出しながら・・首をすくめて赤くなった顔で 「メリークリスマス」   「社長、ベットの横でこのライトをつけて本を読んでください・・・・」おしゃれなライトだった。   「ふざけてんのか！！俺が新婚か！！」   そして心の中で考える。 最近ベットで寝るようになってから腰が痛くなってきたのでベットをなくそうか・・・と考えていたが さやこのためにクリスマスには一人で雰囲気をだしてみよう・・・・   そして 今日はなみが「メリークリスマス」とさけびながらプレゼントを渡してきた。 「これ、一応DIESELですから」 プレゼントをもらうことじたいがいつでも恥ずかしい状況なのにもかかわらず 私の一言は 「なんでガソリンじゃなくてディーゼルなんだ」   マフラーだった。 首にまいてからだの体温を維持しながら、ファッションにも活用する、マフラー・・・・・ このマフラーの命はどのくらい続くだろうか・・・・と考えながら 期限付きの人生にはしないように・・・・と心に決めてみる。   山で枝を折ってそれを食べながら暮らす・・・ような私の雰囲気に リボンでキレイにつつまれたプレゼントをもらう気分は、なんと言えばいいだろう？   砂漠の真ん中で熱い緑茶を飲む気分というのだろうか？   でも、心の片隅ではプレゼントをくれた人とそうではない人を分けて考えている。   笑えない人間の利己心である。