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2008......

投稿日:2008/1/18

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Memoirをオープンして1年が過ぎた。何が同じで何が変わったのだろう?

長い時間を過ごしていると、今どこにむかっているのか方向感覚を失ってしまうこともある。
その中で湧き上がってくる回避的な思いが、私たちを苦しめたりもする。

“日本の写真文化を変える”ということがどれだけ意味のあることなのだろうか?
“時間と共に人と人との間にある壁が、少しはなくなったのだろうか?”
“私たちはひとつの目標に向かって共に歩んでいるのか?”
“実質的な経済的余裕は、いつ頃訪れるのだろうか?”

私たちを存在させる力はなんだろう?
技術、お互いに対する信頼、相対的な経済力、 水平的な関係、予想される経済的な余裕……

何かが足りない。

Memoirをオープンしたとき、一種の緊張があった。
1年の時間が過ぎていく中で、特別な問題なくここまできた。
ある程度維持されなければならない緊張感がもてない。恐怖の対象が消えてしまった気分だ。


多分に個人主義的な思いの中でたくさんの人の顔が思い浮かぶ。
各自が重要な時間を会社で過ごす。彼らが感じ、行動するそのひとつひとつが
会社の形を作り上げていき、また各自の人生を決定していく。

思い浮かばれるたくさんの人々の人生に責任をもつことはできなくても
少しはもっと、よくしてあげなければいけないという
義務感がこみ上げてくる。

その顔ぶれが、今私が何より怖がるべき相手ではないだろうか?

大切ななみ、ヒョンジョン、ウォンボク、ヒョンジュ
かわいいさやこ、わかこ
そしてLife studioのスタッフたち…………

何のために仕事をするのだと正確にいうことは出来ないけれど、
2008年はLife studioの人々のために生きていきたいと思っている。

特別に、誰かのために生きていくという言葉が、はずかしい。
各自が自分の人生であり、少しの助けになるのであればそれが小さな幸せだと思った。
しかし言葉は “共に過ごす” であるのにもかかわらず、
心は “自主的に”の、この二重性が何ともいえない。

そしてもう一つだけ追加をするならば、出来ないことを出来るようにするよりは
出来ることをもう少し、よりよくしたいと思う。
この世には、怖いものはないということを知った。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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