Staff Blog
本社
月刊8月のクリスマス 4月 「子供で賞」最優秀作品
投稿日:2019/9/28
933 0
月始めの8月のクリスマスは忙しくなります。
10,000枚を超える写真から1枚1枚確認して、予選を通過した100枚程度の写真からライフスタジオのメンバーが1次審査を行います。4~50枚選ばれた写真から、8月のクリスマス運営陣が最終的に15枚を決定します。しかし、ここで終わるのではなく、写真選定に関する文章を作成します。この作業を10日以内に行うということも容易ではありません。少しきつい部分もなくはないですが、楽しい時間です。良い写真を見ながら、良い考えをし、このような文章を書けるということが栄光です。
特にこのような写真を見る時により強く思うのです。
10,000枚以上の写真を見ながら、私の心の中に刻まれる写真が数枚あります。一瞬、時が止まったようになり、ただ気分が良くなるのです。この写真がそうです。
カメラマンは、フレーム内の全ての構成要素に対して統制できる権限を持っています。無限の権限からくる自由は写真撮影においての致命的な魅力でありながら、同時に大きな圧迫として作用します。何かがずれているという感じがしますが、その実体が何なのか、変化を与えたい切実な思いとは関係なく、何をどのように変えなければならないのかが分からない時に挫折するのです。
神が与えた美しさの比率を探し回った時代もありました。美しさは発見するものなのか、創造するものなのかというのも議論の余地はあります。この写真は、このような議論の基準を提示しているようです。写真は点、線、面、空間として作られます。対立と統一が成される刹那の瞬間を捉えている感じです。
簡潔ながらも核心が伝わってくる写真…。
子供の周りに広がる小さな波に視線が留まります。存在の変化を見つめる子供から人生の根源を問うようになります。本当に良い写真です。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog