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[8月のクリスマスフォトコンテスト入選]
投稿日:2018/12/30
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この写真をみると、心が温かくなると同時に悲しくなります。
数百回は通り過ぎたであろう、家の前の道に立ち止まり、お互いを見つめている姿は私の感情を揺さぶります。
私の認識とは関係なく、積み重なってきた記憶のカケラがひとつに集まったかのようです。
言葉があふれる世の中で、本当の対話を忘れて生きているのかもしれません。
どこからきて、どこへ行くのか。。。
写真で人為的なストーリーを作ることはタブー視されています。言葉では表現できない、その何かを表現すること。それが、写真の持つ魅力です。その魅力を壊すような人為的な試みは、良い評価を得る事はできません。皆を騙し通すか、決定的な瞬間を見つけなければなりません。
心の温かい人が撮ったのだなと感じました。また、この写真を見ながら私たちが撮っている写真に対して反省しました。ぎこちないストーリーを隠そうとしていた多くの技術を恥ずかしく思います。
この写真の持つ温かさからくる悲しみに、もう一度私自身を振り返る時間となりました。
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