代表となる写真１枚を選ぶ事になったら、迷わずにこの写真を選びます。

構成要素はとても単純です。

足元においてある手の部分が若干わざとらしく見えはしますが、関係ありません。

 

この写真を見ると、ただ気分が良くなります。

私はただ気分が良くなる写真が好きです。特に何を言うでもなく、ただ気分が良くなる写真が好きです。

この写真を撮影した時も、[おっ！きたきた！]という、感覚が芽生えました。

無駄の無いひとつのイメージが写真の画面いっぱいを埋めつくしている写真。。。

 

最近、instagramにあがってくる写真を見て思う事は、深刻だ。ということです。

人生の苦悩を一身に背負っているというような印象です。

そのような写真は、きれいではありますが、そのような写真ばかりで溢れています。

 

対象となるそれ自体に、異質的な混じりけが全く無い事を[純粋]と言います。

心に陰りが無く不純なものがない真の姿を[純真]と言います。

純粋とは、そのもの自体に関する話であり、純真とは、その対象の状態をあらわします。

この写真を見て、純真かどうかということは、把握できません。

その対象の状態は、分かりません。

ところが、子供だから持っているその美しさは感じられます。

写真だけを見て、純粋だということは分かります。

 

これから、繰り広げられる美しい人生に対する期待と可能性を持った、

みうちゃんを見ているようで、この写真のタイトルを[純粋]と名付けたいと思います。