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[8月のクリスマス]そのかSTORY24
投稿日:2018/8/17
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白い背景での撮影は、撮影者にとって毒の入った聖杯のようなものです。
飲むことも出来ず、飲まないわけにもいかない状態です。
白い背景は、撮影者の実力がそのまま現れます。
被写体の動作、表情、露出比、空間の配分が明確に現れます。
同時に被写体から目が離せなくなります。
その小さな差は、一瞬で区分することができるため、これは撮影者の実力と連動されます。
白い背景での撮影は、偶然と必然の境界線にあります。
自然でありながら、精巧でなければなりません。
2人の関係を表現するための状況の演出は、偶然を装った必然です。
撮影者の見えない手が動きださなければなりません。
被写体は、自分も知らない内に自ら動かなければなりません。
見えるものは偶然ですが、撮影者の技術は必然です。
もし、撮影者を採用するために試験をする必要があるとしたら、白い背景にカメラ1台を置いてください。
偶然と必然を元に自由に動く撮影者がいたら、その人を採用します。
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