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[8月のクリスマス]そのかSTORY21
投稿日:2018/8/17
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プロフィール写真の鍵となる部分は、イメージとポーズにあります。
専門のモデルではない一般の人を対象にするポーズは、プロの撮影者になるための一番険しい道のりです。
人物写真のプロの撮影者試験があったとしたら、恐らくポーズを作ることが、一番配点が高いのではないでしょうか?
ポーズは、経験が多いからといって自然に技術が蓄積されるわけではありません。
自ら何かをぶち破ってくる過程が必要です。
人間の体をドジョウのように自由自在に動かすことがポーズです。
顔は右を向き、肩は左、腰は右、膝は左、足首は右、足の指を左に曲げた時に、美しい姿がカメラに写ります。
この全ての事は、ポーズをとっているようでポーズをとっていないような、自然な姿でなければなりません。
この写真のポーズを作るためには、約5つの注文を被写体にします。
うまくいけば、数秒でポーズを作り、感情と表情に集中されながら、シャッターを押す段階に入ります。
ところが、普通は、顔の位置を動かした瞬間、同時に顔と同じ方向に肩と腰が動きます。
この時から、撮影者の背中に冷や汗をかき始めます。
1つの方向に動いてしまうのは、被写体にとっては当たり前のことであり、
撮影者が汗をかくことも当たり前のことです。
短時間で、被写体が自分も知らない間にポーズを作りながら、自らすごいと思わせる事。。。
これが撮影者の義務であり権利なのです。
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