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そのか10
投稿日:2018/7/30
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広い空間、広角レンズ、被写体がどこかに登っている時に撮られる写真です。
広い空間が持つ平面性から抜け出すために遠近感を使用します。
それでも床と被写体、空を立体的に撮影する事は簡単ではありません。
被写体がどこかに登り、撮影者も同じ高さを維持した状態での広角レンズは、
いつも私たちの目の高さから見えているものとは違う世界が表現されます。
床と被写体と空が各々生きている姿を現すだけでも、立体感が与える重みがあります。
また、広い空間での広角は、前方部分を拡大しながら安定的な構図の土壌を提供してくれ、
おまけに被写体の足も歪曲と正常の境界線に位置することにより、人間が好む比率になりました。
以前、無印良品の広告にでていたチベットの砂漠の場面でも、
撮影者が高い場所に位置しながら広い砂漠の厳粛さと惰弱な意志が引き立つ写真が作られました。
単純さからでてくる強いエネルギーを表現した写真として記憶に残っています。
広い背景、全てを表現したいのでしたら、地上から2メートル上がってきてください。
新しい世界が待っています。
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