Staff Blog
本社
scrollable
そのか9
投稿日:2018/7/30
861 0
写真は見る人によって天国と地獄を行き来します。
100枚の写真を見せ、10枚選んでもらうと、半分くらいは同じ写真を選び、半分は違う写真を選びます。
写真の構成要素は思っているよりも多いのです。
その構成要素に対する加重値が同じであったり違うために現れる現象です。
この白黒の写真は、デザイナーが選んだ写真であり、カラーは原本の写真です。
撮影者である私の立場からすると、この原本写真は平凡な写真です。
インスタグラムに載せる予定ではありませんでした。
デザイナーは200枚程の写真の中から9枚を選ぶ過程で、この写真の一部分を極端に選びました。
良い写真に対する定義はとても難しいように思います。
[良い]という単語ほど不明瞭な基準はありません。
1枚の写真では判断できないことであり、長い目で見て、
デザイナーと私の見ている違う点がどこで決まるのか、という分岐点を探さなければなりません。
味気ない結論に到達する可能性が高いです。
しかし、その差を探し出していく過程が人と関係の弁証法ではないでしょうか?
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog