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「ONE POINT通信3」2017.06.05
投稿日:2017/6/6
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ONE POINT通信3
2017.06.05 Mr.lee
★. 3大報告書
ホームページを通じて自ら現れ、蓄積の力に基づいて世界と繋がらなければなりません。連結された世界で常に変化・発展していかなければなりません。「ホームページに道がある」が競争力の源泉として作用し、ONE POINTがライフスタジオの未来を決定するという根拠を確保しなければなりません。我々は「ホームページに道がある」のスタートを宣言しました。各個人と店舗は日々忙しく動いています。この動きが現実で自ら現れなければなりません。やったことを成されたことにしなければなりません。内容を5つにするからと言って、基金を使うからと言ってやったことが成されたことにはなりません。もっとうまくすることは出来るかもしれませんが、成されることを保証はしません。全体を見る目線と、現実で具体的で直接的な可動を同時に考えなければなりません。全体は部分を規定し、部分は全体の材料になるべきです。
やったことを成されたことに、全体と部分のバランスのために
集めて、繋げて、発掘して、修正する具体的で直接的な運営体系が必要です。
「ホームページに道がある」の現実的な目標は「あなたに会いに来ました」です。その成功の証明はライフスタジオの未来をONE POINTが決めた時、可能になります。2月に「ホームページに道がある」の理論的背景と決意のための提案をさせていただきました。4月には実行計画書を通じて全体的な範囲と内容を整理しました。今「ホームページに道がある」を現実で具体的で直接的に適応するための運営体系が必要です。目標達成とは理想を実体として具現化することです。実体を作るためにこれから本当の「仕事」をする時間です。格好いい車を作って世の中をびっくりさせようという決意をしたのが2月で、エンジンの性能と内装材の選択など車の各パーツについて大体のことを決めたのが4月です。これからは各部分を有機的に連結し、最高の性能を発揮するための緻密で組織的な運営が重要な時期です。今まで我々は数多い会議と出会いを通じた情報の羅列には慣れていますが、得られた情報を分析・加工して結果物を作ることには無関心でした。聞いて知っていることは多いけれど、その知っていることを活用しようとはしませんでした。だから会議や討論に対しての無用論が常に存在していたのかも知れません。各個人と店舗がやっていることに対する意味付与と、全体と部分を同時に見ながらONE POINTに対する的確な診断が持続的にされなければなりません。
つまり、
ONE POINTの構成員たちの活動の結果作られる状態に対する分析と規定です。
各個人はプロジェクト、店舗、各種の集まりの活動でだんだん変化しています。1月から新しく構成された店舗はそれなりの運営システムとONE POINT活動を通じて内部文化がどんな形であれ作られました。全体会議、運営委員会、本社、サークルは各自のやり方で進んでします。各個人と店舗、そしてその他の集まりは同じようで違う、変化または退歩の動きを見せます。こんな状況に対する情報を持続的に蓄積しながら変化される原因と結果に対する判断と修正の根拠を作らなければなりません。つまり、ONE POINTの構成員たちの活動の結果作られる状態に対する情報を集めて、分析し、規定しなければなりません。そしsて、規制の結果に対して調整と修正のプロセスも踏まなければなりません。
調整と修正の土台になる「3大報告書」を基準として
ONE POINTの運営体系を作ることを提案します。
「ONE POINT 通信」 - ONE POINTの全体の流れと優先順に関する話
「ONE POINT 情報」 - 各個人と店舗、集まり対する情報取得、分析、規定、調整と修正などの提案
「ホームページレポート」 - ホームページ関連各種統計、優秀な事例、活動方向などの提案
奇数の月5日以内に作成し、運営委員会での審議を経て報告書を1次採択します。採択された報告書は各店舗に持ち帰り調整と修正の過程を経て全体会議でもう一度追加、修正、共有の時間持ち、これで2次的に報告書を採択します。この3大報告書はONE POINTの全ての内容を対象に作成します。また、現在私たちに対する規定と共に、調整と修正に対する提案も含んでいます。つまり、報告書の作成から採択までONE POINTの全員が参加する形で進みます。
この3大報告書をONE POINTの運営体系の根幹にする理由は一つです。「ホームページに道がある」という目標を達成するために全体と部分の有機的に統合するためです。やったことを成されたことにするためには各個人と組織の活動が合目的性を持つべきです。合目的性とは、各個人と組織が同一の目的に適したように存在することを意味します。各個人と組織の活動が分散され、破片化するのが今まで私たちの慢性的な問題でした。私たちみんなはホームページに集中していて、大体のエネルギーを使っています。ここで目標達成に繋がる成果が出ないなら、私たちは再び失敗しか道はありません。各個人の個別的な行為が共通的に追求する目的に合わさるように、全体と部分は別々に一緒に一つに集まらなければなりません。各個人と組織が有機的に統合される全過程においてこの3大報告書が介入しています。3大報告書の作成は各個人と組織の活動に意味を付与する行為です。分析と規定はONE POINT全体の集団知性が作動するべきです。調整と修正においてはONE POINTの政治力が発揮されなければなりません。
ここで、組織の運営に関する2つを言っておきます。
1つ。調整と修正はやったことを成されたことにする決定的な瞬間です。
各個人と組織はそれぞれの計画を持って一生懸命に走っています。しかし、計画と現実は違います。計画通りに出来ないのが仕事です。そして、もう一つは各個人と組織、組織と組織の間のバランスです。出発当初は組織と個人の計画が一貫した体系を保ちますが、事が進む中で各個人と組織が一緒に行くこともあれば、ギャップが生まれることもあります。組織の計画が修正されることで個人も日程を修正せざるえないことが起きます。各個人と組織は仕事を進める過程の中で計画を調整・修正しながら前に進まなければなりませんし、それに伴って個人と組織のバランスも調整と修正が日常的に起るべきです。しかし、この調整と修正の過程で問題が発生します。「慣性」という言葉があります。状態を持続しようとする性質のことです。私たちが最初に目標したのとは関係なく、自分が計画したことを続けようとする性質が強くなってきます。何か調整や修正に関する話をすると不安になり、うまくいかない様な印象を受けます。しかし、修正と調整はご飯を食べたら食器を洗うように、当たり前に伴う、必ずしなければならないものです。むしろ、計画通りに実践するより調整と修正の方がはるかに重要です。修正と調整はやったことを成されたことにするのに当たって核心的なプロセスです。しかし、状態を持続させようとする性質のせいで修正と調整をしようという提案を攻撃として捉える場合が多々あります。全体と部分を同時に考慮しなければなりません。自分が計画したことを続けるのはいい姿勢ですが、これが目標に向かっているのかに対する全体的な視野は常に保つ必要があります。全体を見ながら部分を調整し、部分から得られる結果物を持って全体の設計を照らし合わせてみなければなりません。慣性に頼りすぎると2つの過ちに陥る可能性があります。一つ目は計画通りにしたが「この道じゃなかった」のように計画そのものに誤謬による途中放棄です。私たちの人生には直進はあまりありません。内臓のように曲がり道ばかりです。これは調整の修正の日常かが作り出した自然な現象です。3大報告書がONE POINTの重心にならなければならないと考えました。これらの報告書を通じて全体と部分、各個人と組織の現状況に対する診断をして欲しいです。ONE POINTは具体的な目標を持っているし、必ずその目標を達成しなければなりません。もう練習はありません。全体と部分、各個人と組織の全ての行為は目標達成という基準で判断しなければなりません。報告書はその目標達成のために作成されます。報告書の主な内容は調整と修正に関する話です。ONE POINTの皆さんにお願いしたいことがあります。原則は守るが現実は柔軟になって欲しいです。調整の修正の目標達成のために過程です。報告書を中心に自分と自分が所属している店舗を照らし合わせながら自らを設定する姿をみたいです。
2つ。本社はONE POINTを抱く器にならなければなりません。
今まで本社はONE POINT包容する姿を見せてくれませんでした。本社に限られた仕事をしながら全体に問題が発生したらそれから対処をするというやり方でした。全体t部分の共存が本社の役割ですが、だんだん本社に限られる仕事、部分に埋もれてしまう状況が続いていました。本社の役割はONE POINTの全てを入れる器になることです。結果物に対する分析と規定、代案の提示をすることで全体を認識し個別の意味を規定してONE POINTの予測可能性を高める任務を行うべきです。そのために本社は3大報告書を中心に活動しなければなりません。ONE POINTの全ての内容が3大報告書の対象になり、そのためにONE POINTの全ての構成員との接触を必要とします。報告書のための報告書ではなく、ONE POINTの全体と部分の有機的な統合という観点を目指しながら大胆に既存の週間から脱皮する必要があります。本当の「仕事」が始まった気分です。本社のONE POINTのCONTROL TOWERとしての役割が必要な時期です。3大報告書は誰から一日で作成出来ることではありません。現場の意見を聴取し、分析し、規定しなければなりません。報告書に入った事実と、その事実に対する糾明は当たり前ですがONE POINTの構成員たちの考えと対立するしかないでしょう。調整と修正の家庭は熾烈な闘争です。だからこと、報告書の作成は全体と部分を同時に見ながら節制と大胆な決断のバランスが必要です。うまくできるか不安もありますが、本社がONE POINTを抱く器として再誕生するための産痛として受け入れなければなりません。
★. 花と蝶々
花
私がかれの名前を呼ぶまでは
かれはただ
一つのしぐさに過ぎなかった。
私がかれの名前を呼んであげた時
かれは私に来て
花になった。
私がかれの名前を呼んであげたように
私のこの色と匂いに似合う
だれか、私の名前を呼んで欲しい
かれに行った私も
かれの花になりたい
私たちはみんな
何かになりたい
私はあなたに、あなたは私に
忘れられない、一つの意味になりたい。
「ホームページに道がある」は「人を選択する」という戦略的移動をするプロジェクトです。戦略的移動の現実的なキャッチコピーが「あなたに会いに来ました」です。「花」は存在論的本質に関する話です。名前を呼ぶ前までは無意味な対象の一つです。花という名前を呼んでくれる蝶々がいて、その蝶々もまた名前を呼びながら意味を付与されます。写真館は人と人が出会う場所であり、存在論的本質を探す空間でなければなりません。ホームページに集中して我々が得られる最終目的は写真館を構成する内・外的構成員たちの存在論的本質の確認です。ホームページに我々の全てを入れる過程こそが自分だけの色と香りを作り出す瞬間です。
一度考えてみましょう。普通の写真館では名も無い撮影者とアシスタントが写真を作り上げます。その撮影者たちの存在論的本質は写真館で問題の無い写真を作り、給料という代価をもらうことです。たまに聞く自分の名前に興奮する時もありますが、大半は限られた条件の中にいるので持続可能性に問題があります。本当に会いたいという欲求は人間の存在論的宿命です。私たちはONE POINTという空間で自分の色と香りを持って蝶々を誘惑します。ホームページに自分を蓄積し、自分だけの色と香り反応する蝶々を待っています。
では、蝶々はどんな羽ばたきで我々を訪れるでしょうか。
やったことを成されたことにしなければならないと強調しますが、私もどうすればやったことを成されたことに出来るかわかりません。ただ、それが重要だということだけは確実です。気に入った女性に告白を試みる純粋な青年がいるとしましょう。おそらく彼は自分が想像できる範囲内で一番効果的な状況を演出して彼女に近づきます。しかし、自分の状況と彼女の状況は一致するかもしれないし、そうではないかも知れません。現実では大体状況が行き違います。だから恋愛は興味深いのです。もちろん、今の世の中で一般的に受けが良いと思われる状況をベースに作戦を立てます。重要なのは彼女の状況によって現実が決定されるということです。彼女の状況に出来るだけ自分を合わせる作業が必要です。嘘をつく訳にはいかないけれど、自分が持っている全てを総動員して彼女の状況に出来るだけ近く接近するのが可能性を高める最善の道です。いくら自分が持っているものを組み立てて何回も突進しても、彼女の心を得られないなら叶えられません。
ホームページに我々の全てを入れて自分の色と香りを漂わせたからといって蝶々が必ず来るとは限りません。最初はこんな色味と香りがあれば蝶々が来てくれるのではという希望を持って始めます。蝶々が群がってくる嬉しい想像もしてみますが、人生はそんなに甘いものではありません。いくら望んでいても最初の始まりは遠いところから飛んでくる数少ない蝶々から始まります。蝶々がまったく訪れてくれない花もいれば群がる花もあるでしょう。
私たちが注目すべきことは蝶々がどんな羽ばたきで訪れるか、です。
本当にあなたなのか、出来ればあなたなのか、あなたの色味や香りが何か、それとも以前から知っていたあなたなのか、もしくは流行りだから言うだけなのか、それとも見たいものだけを見る偏見なのか…
蝶々の羽ばたきがどういう形で私たちに訪れるかを確認する作業が必要です。世の中にタダで出来ることはないように、蝶々もただでは来てくれません。ホームページに集中する私たちの行為が蝶々にどう認識され、反応し、行動まで繋がるかに対する集団的な観察が必要です。こんな観察の結果分かる蝶々のニーズによって自分の色味と香りに変化を与えなければなりません。
ピグマリオン効果という言葉があります。他人が自分を尊重して期待してくれると、その期待に応えるために努力するという意味です。何年か前にWhale Done!(賞賛はクジラも躍らせる)という本が流行った時期がありましたが、褒めることが万能薬のように扱われた時もありました。蝶々の羽ばたきは私を尊重し、私の色味と香りに自分を任せるという積極的な意思表明です。どんな褒め言葉より直接的で具体的です。自分に存在論的本質に対する意味が付与されるピリッとする瞬間であり、もっとうまくやらなきゃというアドレナリンが分泌される瞬間です。こんな状況がONE POINTに蓄積されると「ホームページに道がある」の正当性はより確固になり、仕事がなされる原理が組織全体に作動します。こんな段階に上がるまで、つまり今やるべきことが蝶々の羽ばたきの観察と、その観察の結果変化される我々の行動です。もう一度強調しますが多いから良いわけでもなく、本当にちゃんとやらなければなりません。各個人と店舗がホームページに全てを入れると同時に蝶々の動きを把握しなければなりません。蝶々が反応する我々の色味と香りに注目してみましょう。
そして花に反応する蝶々の小さい羽ばたきまでも集める必要があります。観察の結果をひとつに集め、その集まった内容を分析します。分析の結果出た蝶々のニーズをONE POINTの中で具現します。具体的に言います。まずはLINEにONE POINTの構成員全てを対象とする「BUTTERFLY」というグループを作ります。このグループにはホームページに関連して顧客が自分の名前を呼んでくれた時、自分の色味と香りに対する具体的な表現、顧客の声に自分が感じた感情と分析、ホームページ全体に対する顧客の意見、ONE POINTに対する顧客の意見などをあげます。簡単に言うと「ホームページに道がある」に関する顧客の全ての反応をあげる空間です。このグループに文章を上げるのが「あなたに会いに来ました」の始まりです。文章が上がると本社の担当者が当事者と会話をし、顧客の反応に関する判断をし、それに適切な処置をします。顧客が予約の電話で特定の人の名前をあげたとしましょう。呼ばれた当事者はまずそんな事実があったことをLINEグループに知らせるのがステップ1です。その後、そのお客様を撮影しながらなぜ顧客を自分の名前を呼んでくれたのかに対して話し合い、その理由をもう一度グループにあげるのがステップ2です。当事者はケースバイケースで色んなタイプの方法でホームページにこのような内容を整理して「あなたに会いに来ました」というタイトルを付けた文章をあげるのがステップ3です。ステップ3まであげたら「あなたを会いに来ました」に相応しいかどうかを本社で審議し、「名誉の殿堂」に上げます。最初のグループにあげるステップ1から殿堂入りされるまでが「あなたに会いに来ました」の目標達成です。整理してみます。
- ステップ1: 「ホームページに道がある」と関連した顧客の反応をLINEのBUTTERFLYグループに整理してあげる。
- ステップ2: 顧客がスタジオを訪問し、話した内容をグループにあげる。
- 本社の担当者はグループに上がった情報を収集し活用する。
- 「あなたに会いに来ました」に当てはまると判断したら自分のブログにタイトルをつけて文章をアップする
- 「あなたに会いに来ました」のタイトルを付けることで「名誉の殿堂」の審査対象になる。
- 本社で検討した上で、運営委員会にて「名誉の殿堂」を決定する。
- グループに上がった内容は評価において重要な資料として使われる。
複雑に見えますが、簡単です。「ホームページに道がある」に該当する顧客の反応は全てライングループに上げます。上がった内容をONE POINTの全員が確認し、自分の色味と香りを作る参考資料として活用します。ステップ3まで終了し「殿堂入り」した当事者はまさに名誉が高くなりますし、ONE POINTは目標を達成することになります。このようなことが日常的に起こると「ホームページに道がある」が理想と観念の世界から実際に存在する実体として姿を表します。
共にレンガを一つ、二つ積み立てていくこと。これより大事なことはないと思います。美しい競争をしながら自分を少しずつ蓄積していく喜び、だんだん我々の目標に向かっているという爽快感
が私たちを幸せにしてくれます。蝶々の羽ばたきに囚われる必要はありません。だからと言って余計なプライドを立てて強直する必要はもっとありません。期待に応えながら自分を調整していく人間が美しいのです。
★. 条件変化に必要な能力
人間は安定的な人生を望みます。不確実性は不安の原因です。予測可能性を高める方向で人類は進化し続けました。しかし一瞬で不確実性が除去され安定的な人生を生きるわけではありません。不確実性は常に我々の人生についている変わらない定数です。安定的な人生は不確実性を受け入れる体系が構築されていることを意味します。丈夫な歯を維持するためには食後に歯を磨きます。虫歯が出来て痛いと病院に行きます。いつか痛くなるだろうと今から心配しているのは不確実性であり、日常的に備えてそれでも痛くなったら病院にいくのが安定的な人生の前提です。普段と違う問題が発生したら条件変化をしなければなりません。条件変化は不確実性に対する先制的な対応であり、人間の意志です。
条件変化は人生の価値を作ることにも決定的な役割を果たします。固定されている人生はよく可能性が高い長所もありますが、新しい価値が生まれる可能性は少ないです。毎日同じ空間で被写体だけが交代される撮影パターンは同じ質の写真を保証します。空間は同じだけど、被写体が毎回違うので最低限その秩序が維持されます。しかし、撮影者は機会ではありませんし、新しさに対する渇望がある人間です。自分だけの何かを追求する人間が同じ区間での機械的な撮影で得られる利益は少ないでしょう。撮影者は時代の反映と自分の表現意志の中で綱渡りをします。時代が求める写真、または時代を少し先取る写真を撮りたいという欲望と自分の表現意志が適切に会うためには条件変化が必須になってきます。条件変化は自分が今まで維持して構築してきた秩序に小さい破裂音を発生させます。もちろん条件変化だけが万能薬ではありません。条件返歌を通じて退化するかもしれませんし、途中で自分の意志が弱くなることだってあります。しかし、自分の意思とは関係なく、外部から必須不可欠に展開される条件変化は色んな問題を起こす原因として作用します。もちろん問題解決を通じて自己発展のきっかけになることもあります。
自分お条件を自ら変化させるためる全ての努力は美しいです。横になっていた赤ちゃんが数千回の試行錯誤を経て自分の足を運んで母親に向かって来る光景は感動そのものです。歩くこと自体よりも、誰か教えたわけでもないのに自らの条件変化で現実を作っていくのは人間が持つ崇高な行いではないかと思います。写真館の構成要素は数多い人々の行為によって作られた蓄積の結果物です。しかし、自らの意思による条件変化とは言い切れません。ライフスタジオが出来て10年になり、ここ10年間ライフスタジオを訪れた顧客の数は10万を超えました。10万回の撮影がありましたし、10万個以上のCDがパソコンの中に入っては出ました。10万回以上のモニターと商品説明がありました。ところがじっくり考えてみてもスタジオで起きていることの中で、現場の条件変化によって何かが変わったという印象があまりありません。今まで私たちがやってきたのは条件変化というよりも適用と反復の連続でした。撮影者になるための適用で1年、能力のある撮影者になるために2年、認められたリーダーになるために今でも一生懸命に仕事をしています。条件変化に対する自分だけの体系を能動的に稼働したと言うよりも、日常的な適用と反復の歯車の中で状況が勝手に変わる経験をしているだけのように思います。決まった仕事はうまくやるけれど、自らの条件変化に鈍感な私たちは現体系を維持することは成功するかもしれませんが、新しい価値の創出と限界の突破には未熟さを見せています。
ONE POINTは自ら表すと言う命令から始まりました。自ら表れると言うことは必ず条件変化を含まなければなりません。我々は自ら現れない環境と習慣で生きてきました。だから自ら現れることに対して恐れがあります。自らを表すためには条件変化をしなければなりません。しかし条件変化は簡単なことではありません。ONE POINTでは6項目のやるべきことを決めて強制的な条件返歌を試みました。
結婚をすること、転職すること、3年間付き合った彼女と別れることなど自分の人生において数少ない条件変化が起きます。条件変化とは目に見える変化だけを言っているわけではありません。むしろ、日常の小さな響きによる小さい変化が条件変化の核心だと思います。飲み会の場で自分お長所を言う時よく話すことがあります。
「長所なのかよく分かりませんが、私が仕事を進めるシステムの始まりは自分の内部で起きる小さい響きです。その響きに反応してどんな形であれ仕事を処理するのが自分の特徴だと思います。自分の内部で起きる小さな響きはきっと偶然ではないと思っています。耐えて耐えてこれ以上どうしようもないところまで迫った時に出てくる音です。自分の無意識の中で蓄積されてそれでも出てくることですから嘘ではないと思います。相手が送る眼差し、何か冷たい空気を読んだ時の感じ、いつも同じ状況だけど気分がいいと言う状態など、一瞬の感じには必ず理由があると思っています。そんな気配を感じ取った瞬間、本能的に条件変化を試みます。原因を探すための条件変化を選択します。大体の人は考えるだけで忘れてしまいます。同じことが何度も繰り返されると身が重くなり静かに自分の意志を弱くします。」
私たちの社会は「そのままでいる」ことを命じます。「決まっていることをやりなさい。それが正しい道です」と強要します。「変化」よりは「維持と管理」が世の中の時代精神のようです。4次革命の時代だと、革新の必要性を言いながらも、変化しながら時代を進める人と決まったことだけをこなす人を分離させます。ライフスタジオに入ったばかりの新入社員は以前自分が働いていた会社とは違う内部文化を目の当たりにした時かなり混乱します。自分の道を自らが探さなければならないと言う言葉には同意するが、決まっている仕事をやりこなすことに慣れているからだと気持ちを変化させることは簡単のことではありません。ONE POINTは条件変化を武器とします。ある意味ONE POINTの違う表現が条件変化です。条件変化を通じて自分の道を自ら探していく集団的な行動がONE POINTです。従って条件変化は日常的に行われなければなりません。昨日立てた計画を今日修正せざる得ない時だったあります。状況が変われば即条件変化をして置かれた状況を突破しなければなりません。三日坊主と言う言葉がありますが、決心したことが三日も続かない理由は本人の意思の問題もありますが、状況の変化による経路変更が必要な場合もあります。長く続けていいことと、毎日新しく見直す仕事もあります。
私が条件変化を強調する理由は、人々は壁にぶつかる原因の殆どが条件変化をしないが故に起こることだからです。また、それを解決する鍵も条件変化にあります。壁にぶつかっている人々と面談をしてみると結論はいつも条件変化に関する内容で終わります。やる気はあるけれど予測できなかった色んな障害物で足が止まってしまうことが繰り返し起こります。障害物は予測できなかったもので、はっきり目に見えるものでもありません。目に見えないからその場で座り込んで状況が変わることを受動的に待ちます。待つから解決できる問題ではないのでどんどん身が重くなります。障害物を解決する決定的な鍵は無いようです。ただ、障害物を解決できる可能性が高い方法として条件変化を試みなければなりません。大体はこれで解消できます。
ONE POINTは条件変化の競技場です。条件変化を通じて変化した自分をどんどんアピールして発表する場所です。未だに決まっていることだけどこなしている人々がいます。やり始めたけれど固まって凍ってしまった人もいます。その人たちに言えるのは「条件を変化させて」しかありません。原則を守りながら、現実は柔軟に・・・。自分なりの仕事がなされる原理が作られるまで条件変化を絶えずにやって見て、それでも出来なかったら私に電話ください。私、良い人ですよ。ね?
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