photo:haruyama
coordinate:morita

写真に映したいと持ってきてくださった「ママ手作りのぬいぐるみ」

私は決めてることがあります。
それは写したいと持ってきてくれた小物や衣装がある時はその小物に合わせた提案をすることです。なぜなら、お持込みの小物には何かしらの「理由」があるからです。

今回の撮影ではぬいぐるみを写したいとお持ち込みがあったので「理由」を聞いてみました。
それは「ママの手作り」でした。
お裁縫がさほど得意ではないけれど、頑張って作ったものらしい。

ただ写すだけでは無く、ぬいぐるみを写真の中に溶け込ませたいと思いました。

衣装/三着の中の一着は黄色いシャツを使用したコーディネート。薄めの黄色のシャツを使用することで統一感を出しながらぬいぐるみの存在感が出るように提案しました。

光/おもちゃを光の方に設置し被写体の顔とぬいぐるみの顔に一番光が当たるように配置

アプローチ/お家で一人で遊んでる様な雰囲気をつくりたかったのであえて遊び方は教えずおもちゃを配置しました。

ぬいぐるみを写すだけでなく、写真の中に溶け込ませることにより、その小物も思い出の一つとなったら良いなと思っています。