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つくば店
MMK⑪The Little Prince
投稿日:2012/10/3
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星の王子さまは、童話なんだけれども子供向けというよりかは大人のために書かれたような内容だった。
子供から大人になる過程で失ってしまった大切なものを気づかせてくれる。
たくさんの忘れ去られ失われたことを、両肩をつかまれ揺さぶられているかのように思い出させてくれる一冊である。
この本でそれは何か?とは私はこう考える。
(本の中でたくさんのメッセージ性が伝えられているが、今の私にとってはこの一文にとても考えさせられた。)
「人にとって星の意味は、人ごとに違うだろ。
航海している人には星は案内だ。
他の人にとっては小さな光るものでしかない。
学者たちには星は研究の対象。
あのビジネスマンの目にはお金に見える。
でもそういう星はどれも声を出さない。
きみだけがほかの人たちのと違う星を持つ・・・・」
私たちの身の回りの物事に特別な意味はなく、意味を与えられていなければ喪失感を覚えてしまうのではないか。
無意味な時間、無意味な人生・・・・・
自分なりに意味を与えようとするのだが、本当にそれが正しいのかを大人になって見失ってしまっているのではないか。
評価、他者、世間、情報、、、、外的な要因に合わせて自分自身を形成することで喪失感や孤独感を満されていることに嫌気がささないのだろうか?
外的なものから意味が与えられているのではなく、外的なものの意味は自分自身が与えるのである。
自身が物事に対してどのような意味を付けていくのかは自由であり選択ができるのであるから、私はなるべく明るい選択をしようと思う。できる限り・・・・。
雨の日に意味はあるのだろうか?
憂鬱な気分になるのも、爽快な気分になるのも自由に選択ができるのではないか。
でもずぶ濡れになるのは嫌だな・・・。
文中に「大事なことは目では見えない・・・」とあるが、自由な選択という意味も含まれているのではないか。
この一文だけ読んだら詩的であり、明確にどのような意味かは説明されてはいないが、「心で感じるのだ。」ともいうことが出来る。
私自身「心で感じる」という言葉にロマンチストのようで、おぇっとなるが。。。。。つまり、外面的なことで判断するのではなく、本当に大切なのは目では見えない精神的な繋がり(絆)を「心で感じる」ともいえるのだろう。
本を読んでいるとさすがフランス人っていう感じがしました、、、、。
プジョー308ccでドライブにでも連れて行かれたら惚れているだろうな。
私が女性だったら。
大切なものを気づかせてくれる素晴らしい一冊です。
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