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つくば店
MMK③Think and Grow Richi
投稿日:2012/6/18
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この本は無気力の奴隷から、強制的に解放してくれる革命家みたいな本だなと思った。
しかし、誰かが解放の助けをしてくれるのではなく、解放したいのは自分自身なのだから、自分の意思でしか解放はできないのである。
無気力の奴隷について私はこう思う。というか私はこうだった。
最初から目標や夢がなかったわけではない。目標に向かっている途中に無気力は襲ってくるのである。
自分の存在が不完全というショックな事実。目標に対してなにをどうしたらよいのかわからない。ほんとうにできるのだろうかという不安。一時的な敗北感。それらを忘れようとして、見て見ぬ振り繰り返し、結局何を望んでいるのかよくわからなくなり自信もなくなり、ゆっくりと無気力になっていくのである。
つまり目標に対しての自信や意欲が喪失し、夢想するだけで何もしないほうが楽であるという無気力の奴隷になってしまうのである。
何もしないというのは困難や挫折がないので、何も失うものがないというのは勘違いで、何もしていない時点で自分の可能性をすでに失っているのである。
そして特別な人間だけが無気力に打ち勝つ能力を持っているのではなく、誰でも持っている「想像力」を発揮することが重要なのである。
想像力とは行動するための起爆剤だ。
例えば、海に行きたいと思っていたら頭の中で海を想像するし、焼き肉が食べたいと思っていたら熱い金網の上で肉汁を垂らしながらジュージューと焼けているカルビを想像する。スーパー銭湯のサウナに入っている時にキンキンに冷えたビールがゴクッゴクッと飲みたいと想像したら、友達に連絡をして笑笑に向かうだろう。
想像したものがすべて現実になるとまで大袈裟なことまでは思わないが、自分が望んでいることをまず想像しないと何も行動しないし、始まらないのではないか。
起爆剤となる想像力を妨げる怠惰、恐怖心、無関心、無気力、無知という敵に打ち勝たねばならない。それの敵に打ち勝つ思考、方法、意思、理性、情熱を学ぶには最適な戦術本ではないだろうか。
結局、環境や他人、運命や境遇が無気力の原因ではなく自身の思考が問題であることがわかる。
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