映画を見てみよう！ 最近、「ストレイトストーリ」という映画を見ました。 デヴィッド・リンチ監督のロードムービー。 老人が、時速8kmのトラクターに乗って500ｋｍ離れているところに住んでいる病気で倒れた兄に会いに行くまでの物語です。 しかし、主人公の老人は車を運転することは出来ないし、足も不自由。 老人は考えた末に、芝刈り用の小型トラクターにリヤカーを引くという、超小型キャンピング・カーを作り、旅に出ることにするのだ。 長い道のりの途中、様々な人たちと出会います。 出会った人たちと老人は、一緒にたき火をしたり、お酒を飲みながら、様々なことを語ります。 その会話の中で、老人のやさしさがものすごく感じる。 ・ 「枝も束にすれば折れない。それが家族だ」 ・ 「年とっていい事は？」 「目も足も弱っていい事などありゃせんが、経験は積むからな、年とともに実と殻の区別がついてきて、細かい事は気にせんようになる」 「それじゃ年とって最悪なのは何？」 「最悪なのは若い頃を覚えていることだ」 ・ 「年の近い兄弟ほど分かり合えるものはない」 ・ その言葉は単に前向きに生きているとは違う感じで、ふかーーーい言葉をいただきました。 淡々と時間が流れるので見る人によっては退屈な映画かもしれません…が私はのほほんとまったりとした時間の流れる映画が割りと好きです。 なんだか小さな事で、感情的になるのが本当にバカらしくなってくる。そんな気持ちにさせてくれた映画でした。 映画を観ると感性を養う気がするので、今後もどんどん見てみよー＾＾