良い写真とはなんだろうか？ 悪い写真とはなんだろうか？ 

 

この質問に対して定義づけをするのは安易なことではなく、人それぞれ異なるだろう。 

 

写真とはないか？という根本的な問いに対しても、私たちの語る数だけ答えがあり、結局は曖昧な答えになってしまう。

 

しかし、カメラマンは少なからず完璧な答えがなくても良し悪しを考えて撮影しているのではないだろうか。 

 

瞬間的な写真を良いと考えている人もいるかもしれないし、綿密に練って計画して撮影するのが良いと考えている人もいるかもしれない。 

 

ライティング、レンズ、ボケ味、、構図、ユーモア、コーディネート、小物、色彩などどれも良い写真とされる重要な要素であるが、カメラマンによって重要度が異なる。 

 

同じ場所でも、カメラマンによって全く違う写真になる。ということだ。

 

 それが写真のおもしろさであり、スタッフの個を活かすライフスタジオの魅力の一つではないだろうか。 

 

 私は良い写真だと思う写真は「バランス」と「メッセージ性」である。

 

バランスとは、写真に写っている構成要素が被写体を中心にして調和されている写真である。

ただのスナップ写真ではなく芸術性があるデザインされた写真とも言える。

 メッセージ性とは、被写体が私たちになにか訴えかけているような写真である。

「かわいい」や「かっこいい」を超えた内面が表現されるような写真とも言える。

 

良い写真を撮影するには、答えのない答え探しをしているようなものであり、白紙の質問用紙を目の前に出されているようだ。

 

「自分に良い写真とはなんだろうか？」と疑問を持つことからそれは始まり、自身が良いとされる写真を追い求めることが、良い写真に近づくことができるのだと感じる。