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湘南店
『 月刊 バンドマン 』 01
投稿日:2020/2/13
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この「月刊 バンドマン」では、自身もミュージシャンの端くれでありバンドマンでもある私が独断と偏見で選んだバンドや
ミュージシャン達をざっくばらんに紹介し、褒めたり褒めなかったりするページです。
合わせて、「このバンドの一曲」として是非聴いてもらいたい曲も紹介していきます。
通勤通学などの電車での一駅間、みなさんが音楽と触れ合うきっかけとなってくれれば嬉しく思います。
Gun’s and Roses
記念すべき第一夜に選んだのが『 Gun’s and Roses 』(ガンズアンドローゼス : 以下ガンズ)です。
初めからマニアックなバンドを紹介してもと思い選んだのですが、このバンドの全盛期はざっと28年も前のこと。
このガンズが一躍有名になったきっかけは、皆さんもご存知の映画「 ターミネーター2 」(1991年公開)の主題歌として使われたことでしょう。
2019年にはその正当な続編として「 ターミネーター ニュー フェイト 」が公開されましたね。
余談ですが、実質2の後に3、4、5、があるので最新作はいわゆる「ターミネーター6」になるようです。
時代を戻し、この「ターミネーター2」の主題歌になっていた曲がガンズを代表する曲でもある「You Could Be Mine」。
当時、人気絶頂であったガンズはこの曲を含めた二枚のアルバム「ユーズ ユア イリュージョン 1、2」を同時に発売しました。
高校一年生だった私もそのアルバムをレンタル屋で借り、カセットテープにダビングをして聴き込み、東京ドームのLIVEに行きました。
今思えば、東京ドーム 3days のLIVEを即完売出来るバンドなどそうそういないもんです。
このガンズの凄いところと言えば、ボーカルであるアクセルの存在感、そして何色にもなる「声」と多くありますが、ガンズと言えば何と言っても欠かしてはいけないのがギタリスト“スラッシュ”の存在でしょう。
ガンズはアクセルとスラッシュこの二本の柱で成り立っていると言っても過言ではありません。
では、このスラッシュの話なんですが、彼の凄いところを挙げだしたらキリがありませんが一つ挙げるとするならば、口ずさんでしまうほど頭に残るメロディアスなギターソロ、そしてギターリフでしょう。
ただ単に速いだけのギターテクニックではなく、音の入れ方抜き方、そしてリズムの取り方で構築されています。
ここからはちょっと専門的な話になってしまいますが、「You Could Be Mine」のギターソロでも上の特徴がふんだんに使われており、拍子が8分でソロに入ったかと思えば16分になりソロ後半では4分そして8分とリズムの取り方をその瞬間瞬間で変えて弾いているかのようなソロになっています。
言葉では何のこっちゃ分かりませんが、要は真似をするのも大変なものを作ってしまうところが頭の中どうなっちゃってんのか?と思ってしまいます。
高校生だった私を虜にしたガンズですが、全盛期から間もなく活動休止、アクセル以外のメンバーをチェンジして活動再開、また活動休止、ほぼオリジナルメンバーでの活動再開など活動状況も忙しい人達ですが現在も現役で活動しています。
私はガンズのライブには17歳の時を初めとして最近では2019年に行く事が出来、計三回観に行っています。
そして、その三回のライブ全てで思わず涙が出てしまった曲があります。
それが「November Rain」という曲です。
アメリカンハードロックのバンドなので基本アップテンポの曲が主流となりがちなのですがこのガンズ、バラードの曲にも定評があるんですよね。
それもスラッシュのギターソロが一役買っているのもあるでしょう。
その数多いバラードの中から私が選んだこの「November Rain」
アクセルが弾き語るピアノイントロから始まりそこにバンドが加わって曲が進行します。
そして曲中、大きく分けてギターソロが三回出て来るのですが、その三回のソロ全ての色が違い情景を変えていきます。
特に注目すべきはエンディングのギターソロ。
これぞ9分を越える超大作のエンディングにふさわしい曲の締めくくりとなっています。
そんな凄いバンド『 Gun’s and Roses 』そしてギタリスト スラッシュの凄さがふんだんに散りばめられたこの曲を「このバンドの一曲」とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。
『 Gun’s and Roses 』 November Rain
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