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MOVIE 「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」

2016/11/14

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「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」


これは偉大な写真家 セバスチャン・サルガドの人生を綴ったドキュメンタリーである。

この映画の第一印象を私が一言で言うならば「写真集のような映画」と言いたい。
映画の冒頭から終わりまで、いくつもの写真で構成される。
そしてその写真は全て緻密なバランスが取れていてそれはそれは有無を言わせないものばかりであった。
まるで絵を描く時のように自由にそこにある景色や人そして真実を写し込む。
その景色や人、真実や彼の伝えたい事などが何層にも重なって出来ている写真であった。
描写も繊細で、時折これは「絵画」なんだろ?と思ってしまうほどのものばかりである。


写真の素晴らしさは然ることながら、この映画の主旨は「写真家とは」というところであろう。
実際、映画を観ながら私は自然とこう考えていた。
「カメラマン、フォトグラファー、写真家」など撮影者を表す言葉は多くあるがその違いは何なのだろうか?と。
勿論、英語で言うか日本語で言うかだけの違いもあるかもしれないが、一般的にもこの言葉には確実に違う印象を持つだろう。
明確な違いはあまり分からないが少なからず私は異なる印象を持っている。
この映画の主人公に当たるサルガドは間違いなくその写真家と呼べるであろう。
サルガドも初めてカメラを持った頃は写真を撮る事の面白さや楽しさを感じていただろう。
しかし、そこに社会性や風刺などを写し込むことで写真本来の意味を知っていったのではないだろうか。


私は写真には多くの言葉など必要ないと思っている。
しかし、そういった写真には条件があり、視覚的な部分だけの素晴らしさだけでなくその写真が意味する事が一目瞭然であり更にはその写真が私たちに訴えかけてくものに限る。
この条件はとても難しいことであるが彼の写真はそれを成し遂げていたように思える。


映画の中では時折、一生のパートナーとして一人の女性も描かれている。
彼女の理解そして支えも確実に彼の写真に繁栄されていたと感じた。


一枚の写真を撮る事に多くの事が重なっている。
しかしその重なるひとつひとつを丁寧に重ねていくことが言葉を必要としない写真に繋がっていくのだと言われているように感じた。




















 

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