2021.08　LifeStudio

Shinyokohama

Photo＆Write by Hanaka

Coordi by Kiki

 

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撮影に入る前、どこで撮ろうかな、といつも考えます。

この子は、この衣装は、どんな雰囲気が合うか、どのインテリアが良いか。

 

だけどいざ撮影に臨むとそんな考えは一瞬で吹き飛んでいってしまいます。

それはハプニングが起きるから。

人見知りで降りられなかったり、楽しくなりすぎて走り回ったり。

 

その一瞬を残すのが私の仕事です。

 

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この写真はママさん希望のショットでした。

 

来店した時からスタジオ内を見てかわいい！と何度も言ってくれるママさん。

ライフスタジオ新横浜の写真を初めて見たときから、七五三の写真は絶対にここで撮りたいって思ったんです！と嬉しそうに話してくれました。

 

そして今日の撮影のためにたくさん準備をしてきてくれました。

着せたい衣装、写したい小物、写真、そして撮りたいイメージをまとめたメモ。

 

とてもうれしそうに、愛しそうに紹介してくれました。

その姿を見ながら精一杯、できる限り希望にそれる写真を撮ろうと思いました。

 

 

まだ3歳になっていませんでしたが着物撮影も草履が脱げながら、転びながらがんばってくれました。

そんな彼女は着物を脱いだ瞬間パラダイス！！

とびきりの笑顔でスタジオ内を走り回っていました。

 

しかし次は家族写真、走り回っていては希望の写真は撮れません。

おもちゃで誘導して、クマで一気に攻撃。

いい笑顔の家族写真。

なんとか希望ショットを撮っていきます。

 

そしてついにこの写真。

『子供がパパママをカメラで撮る』がコンセプト。

 

もちろん一筋縄ではいきません。

彼女はなんでも興味津々。常に走り回っているから。

 

私のイメージは日曜日の公園。

緑の入る場所にパパママさんに立ってもらいます。

とっても穏やかな雰囲気の仲良しご家族なのでそれを表現したい！

ママさんはパパさんの腕に抱きついてもらいます。

 

コーディーのキキちゃんにうまく誘導してもらい主役が登場！

「この穴からパパママ見えるかな？」

その声掛けに彼女がカメラを覗き込みます。

しかし覗き込んだのは本当に数秒。

カメラ覗く愛娘を優しい表情で見つめる二人。

必死でシャッターを切りました。

そして撮れたのがこの写真。

 

 

モニターで写真を見ながらパパママさんは喜んでくれました。

3歳になる前の元気いっぱい、彼女らしさであふれた75枚。

この写真を見返すたびにたった2時間しかないたのしい撮影を、ご家族を思い出します。

バタバタとみんなで彼女を追いかけ走り回った撮影。

笑いつかれるくらい楽しみました。

きっとこのご家族も撮影風景の動画を見返して思わず笑ってしまうんじゃないかな。

 

お客様と共有した時間は私にとってかけがえのない大切なものです。

今しかない瞬間を永遠の記憶と形に残すことが出来る、だからこの仕事が大好きです。

 

これからもたくさんのご家族と出会い、たくさんの思い出がきっとできます。

それでも私はこの撮影を忘れることはないでしょう。

 

そんな関係を、写真を時間をこれからもお客様と築き上げていきたいです。