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下関店
お弁当箱
投稿日:2013/11/30
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誰かにとっては、
小さな小さな達成が、
誰かにとっては、
とても大きな達成にもなるのだと。
気づかされました。
不思議です。
今年いちばん嬉しかったのは、
お弁当を残さず全部食べることが出来たよ、
という報告を聞けたことでした。
なぜだかわたしは、涙が出そうになるくらい嬉しかったんです。
そんなこともあるのだと、自分でも不思議でした。
せいちゃんが5歳になりました。
たいせつなともだち。
多分きっと、せいちゃんがいなかったらわたしはどうなっていたのやら、、、
恩人のようなともだちです。
1歳からずっと見てきた成長は、
わたしをいつも励ましてくれているようでした。
着物姿まで撮ることができたそれまでの年月を、
お互いにいつも知っているような関係。
ゆっくり、しっかり、成長していく、その姿と同時に、
小さな頃からずっと食が細い姿も見ていて、
万年食べ盛りのわたしはいつも気がかりでした。
食べることに、そこまで興味がないというか、なんというか。
いつも一緒にごはんを食べても一番に終わってしまうせいちゃんの横で食べ続けるおとなたちでした。
せいちゃんの撮影が近づくにつれて、せいちゃんのことを考えて歩いていたら、
目の前にお弁当箱があって、つい買ってしまいました。
二段重ねのお弁当箱。
いつか、小学生になって遠足に行ったら、
これくらいいっぱい食べれるようになったらいいなぁと思ってでした。
5歳。
はじめての誕生日プレゼントを渡しました。
手渡すとすぐに、喜んでくれました。
どうやら、二段弁当箱が憧れだったようです。
小学生になったら、、、と思っていたお弁当箱は、
渡してからすぐの幼稚園のお弁当の日に、活躍していたようでした。
その日のママのfacebookには、朝から可愛いお弁当の中身の写真、
夕方には、空っぽになったお弁当箱の写真。
「いつか卒園までに全部お弁当を食べてくれたらいいなーと気長に思ってたけど、
1年繰りあげでからっぽにしてくれた」という、嬉しそうなお母さんのコメント。
きっと自信がついたね、っていうお友達からのコメント。
その後に、直接届いたメッセージ。
お弁当全部食べたよ、って。
なんだか、せいちゃんと一緒に目標を達成したみたいで、
すごく嬉しかったです。
中身も量も変わってなくても、少しだけお兄ちゃん風のお弁当箱。
少しのきっかけで、いつもよりちょっと食べられるようになったようです。
今までずっと全部食べられなかったお弁当を食べることができた瞬間、
そんなことを想像しては、
きっとせいちゃんも達成感を感じたんだろうなーと思いました。
食べれるんだって、食べることは楽しいことだって、思ってくれたら本望です。
ずっと心配だったことが、ひとつ変わって、
これもまた成長だと感慨深くなりました。
できないと思っていたことも、少しのきっかけで動くこともあるということ。
せいちゃんから、気づかされること。
自分にできること。
こうやっていつも、お互いに、支えあっているのだと思います。
笑顔で元気に育っていきますように。
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