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下関店
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投稿日:2013/10/25

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•ダイヤモンド富士について

 

先日、鎌倉から江の電に乗った。

駅の改札前には、富士山の山頂にすっぽりと夕陽が落ちる写真プレートがあった。

ダイヤモンド富士というらしい。

どうやら年に2回のシーズン、年間で6日間程度の中で

晴れた日にしか見れないものだということを、ようやく知る。

2年前。

たまたまこの風景を見た。

知ってて行ったわけでもなく。

たまたま夕陽が富士山に落ちた。

青と赤のグラデーション。

砂浜は宇宙みたいだった。

 

すぐに海に出られる距離に住んでいるから、

ひとりとか、ふたりとか、みんなとか。

時間がある日は夕陽をよく見に行っていた。

 

でも、ダイヤモンド富士にはあの日だけしか出会っていない。

知ってしまったから、今後見れる日があるかも知れないけど、

仕事だったり、曇りだったりで、知ってても見れないこともあるはずで。

たまたまが、ちょうどいいんだと、

だからこそ、後々よかった、って思うものもあるんだと、

なんとなく思った。

 

タイミングというのが、あるらしい。

 

 

•冷や飯について

 

何の話をしていたかは、はっきり覚えていない。

エスカレーターに乗っているとき、

ふとふたりで「冷や飯」という言葉がかぶった。

たまたま、なのか。

冷や飯という言葉がかぶったことはない。

冷や飯だけで、笑えるってことが、分かった。

よくかぶる。

だから、話し出すのを待つことにした。 

そうしてかぶり未遂を聞いては、いつもひとり黙って笑ってしまう。

 

別に、何もなくて笑っている訳でない。

 

 

 

 

 

2年前と、1年前と、現在地。

良くも悪くも、色々あった。特にこの1年は。

環境や、状況や、時間の中で、

人は使う言葉も、見せる表情も、気持ちも変わっていくものだと思う。

それでいいんだと思う。

変わっても、変わらなくても、どっちでもいい。

変わったか、変わらなかったかが、良し悪しの指標ではなく、

色々あったけど無事に今があることが、ただ良かったと思える日がある。

 

 

好きとか嫌いとか、

敵とか味方とか、

求めるとか与えるとか、

こっちかそっちかとか、

どっちかに変わるとか、

それもそれで、どっちでもいい。

 

あると思ってたのに、ないこととか、

ないと思ってたのに、あることとか、

そんなことばかりだから。

 

なんでもないことがなんでもあることのように思う。

 

終わりをいつも見ている人と、

終わりをいつも見ないようにしている人。

 

終わりはあると思う人と、

終わりがあるとは思いたくない人。

 

終わりがなければ頑張れない人と、

終わりでなくても頑張れる人。

 

終わりを見ないようにしてみようかと思う人と

終わりを決めてみようかと思う人。

 

たまたま会ってからの今まで、話してみて分かること。

違うようで、違う中に同じようなものがある。

敏感で、臆病で、真面目でくだらない。

それでも分かったようで分からなくて、

怒らせたり、怒ったり、雪蹴ったりもしたけど、

相変わらずに、おめでとうと言えてよかった。

 

 

 

 

•飛行機雲について

 

1時間以上、電車で離れている距離の空を、

ずっと繋げている飛行機雲があった。

 

見て、って言われなかったら見ていなかったその雲は、

不格好すぎて、曖昧すぎて、

なんでこんなに長いのか、なかなか消えないのか、

不思議でずっと見ていた。

消えない飛行機雲。

時間の感覚がまた、変わった。

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