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下関店
scrollable

boy*color

投稿日:2013/9/30

913 1

shinyokohama photo by nishigaki codi by kawano

 

新しく始まる時を、

楽しみだというよりは、9割型、どきどきしながら待っていました。

スタジオのインテリアも、セッティングも、自分たちの手で作りあげていくからこそ、日に日に、強くなっていく感覚もありました。

 

みんな、喜んでくれるかな、どんな顔をするのかなって。

まだ、こどもたちが踏み入れていない空間で、スタッフと考えていた日々。

 

暑い夏の日。

リュックを背負って小物の買い出しに行って、

電車を乗り継いで雑貨屋さんをめぐって、それでもないものは歩き回ってフリマを探して、値切ったり、スタジオの話をしてみたり。

インテリアをイメージして、色味を思い出して、小物たちがどんな風に撮影に生きてくるかを予測して、考えて、ぐるぐるして、準備をしていきました。

 

あーでもない、こーでもないとセッティングにやきもきしながらもオープンまで準備をして、撮影が始まって改めて感じたこと。

 

こどもたちが入る空間は、より一層、空間になる。

素直な感情が見えてくる、

こどもたちの姿がここにある、

それが何よりも嬉しいことだということ。

 

「家みたいだな」と、お父さんがぽつりと言ってくださった言葉。

車が大好きな男の子は、ほっぺを床にくっつけて、じーっと車を見ていました。

 

気を許してくれて、その中で安心して楽しみを見つけている。

そんな彼の姿を見守るように、距離感を保って、大切にその瞬間を切り取ってくれるカメラマンがいるということ。

この瞬間を、いつもイメージしてきたのだと。

 

もう歩きたくない、と、ひとりげんなり東京の街にたたずんでいたあの買い出しの日の感情が一気に浄化されたような気になりました。

 

ワンフロアの構造上、こどもたちの姿を見守れるだけのヒキ空間があるので、時にはそっと望遠で見ています。

時に待つこと。そこから生まれる時間がある。

これが新横浜店の写真だ、というものをこれからも表現していきたいと思います。

 

撮影中は、カメラマンが見つめるその時を、一緒に見つめつつ。

撮影後は、出来上がった写真を、こうなったんだ、と、お父さんやお母さんとまた一緒に楽しんで見ていました。

 

木を削ったり、パテを埋めたり、色を塗ったり、小物を置いたり。

ここに来てくださったり、写真を撮ったり。

誰かがいたからこそ、出来たこと。

何一つ欠けても、実現しなかったということを、色々と思い出しています。

 

携わってくれたみなさんに感謝しています。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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