赤と青を足したら、何色になるか。

学んだのは、きっと空からだったと思います。

太陽が見えなくなるまで、ずっと外で遊んでいた頃。

まだ、色鉛筆も、絵の具も、あまり触っていない頃に。

むらさき色、というものを、教えてもらったのだと思います。

太陽が傾きだして、青い空が赤みを帯びて混ざっていって、

美しい空色になる。

そうしてゆっくり辺りが暗くなるまで。

そんな空を、今はどれくらい見れているのでしょうか。

ゆっくりと時間に身をまかせて空を見上げる。

そんな時間も必要で。

時間は早い、でも、遅いでもなく、

ただ、時間の中に存在している、そういうことを感じる訳です。

刻々と。

色が変わっていく毎日。

平和、ってなんだと思いますか、と聞かれた今日。

侵されないこと、侵さないことだとわたしは答えていました。

恐れるのではなく、不安や焦りでもなく。

ただ、穏やかにいられること。

お互いに尊重し合えることだ、という意見もありました。

きっと、平和、という言葉の価値観も様々で。

平和って。

（調べると、なんだか仰々しいことがいっぱい出てくるけど）

今、あるもの。築いていくもの。大切にしていくもの。改めること。

赤と青は反対で。

でも、混ざり合うこともできる。

ゆっくり時間をかけながら。

そんなことを空を見上げて思ってみたり。

美しいものを美しいと感じられる、そういう気持ちでいられることも。

平和のひとつのように思えてくるのです。

信じる、とか、信じない、とかよく分からないけど、

感じられることは、痛みではなく暖かいものであったらいいなぁと。

８月15日に産まれた自分にとって、様々な想いが出てくる、

そんな季節の、ある日の空。

空の下、穏やかに暮らせる世界でありますように。