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one day
投稿日:2013/3/27
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日常の中でカメラをかまえる時には、指示をしたり、目線を引いたりなど全くせず、無音で、ふらっと、撮ったか撮ってないかの感覚で少しだけ撮ります。
あんまり気にしないでほしい、というのが本心です。
カメラと自分が離れたものとして捉えられると、撮れなくなる気にもなります。
だからカメラを持っていても、全く撮らない時もあれば、
何も感じてないのに、その感じていない自分の目に映るものを撮ることもあったり。
カメラを持つのも、写真を撮るのも、その時々の自分自身の状態によってではありますが。。。
その中でも写真として残っているものとしては、日常の中の偶発的な発見、がほとんどの気がします。
この1枚も。
この場に誘われていなければ、撮ることはなかったものでした。
いつもは動きやすい服で野菜に接するおじちゃんたちが、
スーツを着て、招待客を出迎えている。
たまたまおんなじような後ろ姿。
日常の中の特別な日。少しだけお客さまが途切れた待ちぼうけの瞬間。
今撮らないと、すぐにこの瞬間は終わってしまう。と思って、思わず。
いつもと違う姿に、なんだか微笑ましくなった時間。
また始まる、日常。
次にスーツを着るのは、いつか分からないけど、
暖かい日差しの中のふたりは、まるで執事さんのようで、
歳を重ねて白くなった髪の毛も、なぜか愛しく感じるくらいのものでした。
感じたり、感じなかったり、見たり、見なかったり。
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