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下関店
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冬からの季節

投稿日:2013/1/17

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この木に桜が咲くまで、あとどれくらいなのか。

でも、きっと、その日が来る。

この背の高い木に咲く桜の下を、今まで2度の春に通った。

だから、きっと、またもうすぐ咲くんだろう。

 

この木がなくならない限り。

わたしがここにいる限り。

わたしはこの道で、この桜を見上げることができるんだと思う。

 

予測可能ということは、そういうことなのかもしれない。

どこかで、安心したい気持ちがある。

予測ができないことは計り知れなくて、

それでも、きっと、そうなる、っていうことだってある。

確信を持ちたくなることだってある。

自然なようで、頑張った結果でもあるかも知れない。

木に言葉はないけど、一体どうやってここまできたのか、これからどうするのか、

たまに聞いてみたくもなる。

 

また今年も、そして来年も、その先も、予想可能だと言える時まで。

初めてこの木に桜が咲き始めるまで、一体どれくらいの時間がかかったのか。

まだまだ細い木の時は、まだまだ伸び続ける過程の時は、幹も根も不安定で桜が咲き続けることは予測不可能だったかも知れない。

それでもまっすぐに育ち、高くなるよりも、根を張り、耐えているのかのんびり見下ろしているのか、

たたずむようになったからこその安定感が、その予測可能だと思える確信を与えてくれる。

 

伸び続ける木はない。

でも、繰り返し咲き続ける花がある。

その花も、咲いては枯れていく。でもまた、咲く日がくる。

 

いいことを、したい。

いいことを、残していきたい。

もっと、色々な方法で見つけていきたい。

確信を持てる時まで諦めたくない。

ただ、それだけなんだと思う。

予測可能なんて、そんなこと、そんな言葉さえ考えたこともなかった。

でも、その言葉を発する人を知った時があったからこそ、木を見て考えた。

 

また咲くだろう桜の下を、

わたしはまたみんなで歩いて写真なんか撮るんだろう、

なんて思った雪が降り積もった日。

 

 

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