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下関店
book*オズの魔法使い
投稿日:2012/9/20
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それでも、帰りたい場所。
どれだけいい場所でも、そこではない、なにか。
わたしが生活している中でよく想う人は色々いるけれど、その中の3人(みんな接点はない)が同じようなタイミングでオズの魔法使いの話をしていて、
あ、タイミングかな。と思って初めて読んでみました。
それはそれは空想世界のファンタジーではなく、現実世界での葛藤、追求、自己と自己、自己と他者のつながりが見えるものでした。
脳みそをもたないかかし。
心をなくしたブリキ。
臆病者のライオン。
そして別世界に迷い込んでしまった女の子。
力を合わせて困難を乗り越える、ということはありきたりな話なのかもしれませんが、、、、、、じーんときました。
自信がない中でそれぞれの力を引きだしながら、同じ目的をめざし、最終的には自信をつけてそれぞれの場所に分かれていく。
(所々、おや、というつっこみどころがあるのは、、、書きません。)
ひとつだけ、願いが叶うとしたら、何を願いますか?
それは誰かが叶えてくれるものでしょうか。誰かが叶えられるものでしょうか。
完璧というのはないのかもしれない。
人や状況に出会いながら、自分が自分として、生きて行く場所を探すということ。認めるということ。
今さらながら読みましたが、小さな子が読んだら何を思うんだろう、とまた考えました。
小さい頃は卑弥呼、とか、野口英世、とかの伝記ばっかり読んでいて、
あまりファンタジーとか冒険とか読まずにきてしまい、ディズニーとかおとぎ話とか全く物語を知らないのですが、
おとながこどもたちへ向けたメッセージを、今一度、読んでみるのもいいものだと感じました。
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