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下関店
年月
投稿日:2012/5/18
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たとえば、5年後は。
そういう話を最近よくする。
どこにいても、あんたんちは同じやね。
そう言われた。
一人暮らしを初めて8年目になる。
3回家は変わった。3回の家を見てきた友達は、まじまじと部屋をみつめる。
どこでも、同じだ。
そう言われると、とりわけ買ったものがそんなにないことに気づく。
7年間。
わたしはどう生活してきたんだろう。思い出していた。
欲しいものは、あんまりなくて。
いらないものも、ない。
増えたものは、もらいものばかりで、
必要最低限のものに愛着をもち、それ以上のものを大切にできる自信もない。
6畳の部屋の床を拭きながら、思った。
何をしてるんだろう。
生活を考えた。
4年前。からっぽの間取りを見てイメージをした。
からっぽの部屋に案内されて、ここに住もうと決めた。
はじまりを描いた4年後。すっかりわたしの家になっていた。
この部屋がからっぽになるのは、もう少し先の話だ。
どう生活しようか。
また、この部屋がからっぽになる時、わたしは何を感じるんだろう。
5年間。思い出せること、思い出せないくらいのこと。
わたしの記憶は、誰かの記憶の中にもある。
思い出して、笑って。
結婚した人。こどもができた人。仕事をがんばっている人。
みんなそれぞれに生きている。
5年後を想像する。
どこにいますか。何をしていますか。
そんなこと、全部は想像しきれないけど。
相変わらずだ、そんなことを言われそうだ。
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