Staff Blog
下関店
style
投稿日:2012/5/3
607 0
他の店舗で写真を撮ると、自分の撮影スタイルというものがより一層明確になる。
社長の75cutを撮ろうとは思わないし、
ヘヨンさんの75cutを撮ろうとは思えない。
わたしの写真には何が写っている?
そういうことをよく質問をする。
元気で楽しいイメージで撮影しているように見えるかもしれないが、それはそうなのだが、
写真に出てくるものとして、明るさと同時に、暗さも表現したいと思っている。
だからほぼ必ず75cutの流れの中に、ローキーなシーンを登場させる。
それは、3シーンの中での転換部、落ち着く場所、ギャップという意図がある。
よく雑誌を見る。見てきた。
いいなー。こんな世界があるもんだなーっと。現実逃避をよくしていた。
人もファッションも空間も光も、考えられて作られている、その中で活きている。
ただ過ごしていても、ここにはいけないんだろうという憧れがあった。
現実世界ではそうそうない魅力。
ハイキーで魅せるやわらかさ。ローキーの確信的な部分。
光の使い方で感じ取った、写真の魅せ方。
特によくローキーが多く使われている雑誌を見ていた。
雰囲気が重く、それでも光がさすラチチュードの広さ。
光には幅があるということを知った。素直に、かっこいいと感じた。
かっこいい写真というものが、わたしの中に記憶としてある。
だから、こどもたちの元気な姿を撮影しつつ、その存在感のギャップもちょっと入れておきたいし、流れを生み出すひとつのポイントになればいいと思っている。
赤い光を探す。
光が入ってこない場所を探す。
そこに光を足す。
そういう癖があるんだと気付いた。自分のスタイルのひとつだ。
自然光撮影とは少し雰囲気の違う、人工的な光の質感を様々にあわせてみる。
光がある場所と無い場所を探す。また写真のおもしろさを感じている。
koshigaya photo by kawano codi by haru manap
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog
- トップ
- スタジオ紹介
- 下関店
- スタッフブログ
- Kawano Tomomi
- style