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下関店
春
投稿日:2012/3/1
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春が来た。
簡単に春にはさせないような、突然降り積もった雪。
4年ぶりのうるう年。昨日の記憶。
寒かったその面影がなくなっていく。
少し雪が残る道がだんだん乾いていく。
違和感を感じるほど暖かい空。
冬を抜けた、そう感じた朝だった。
寒さと暖かさのとなりあわせで。
だから、感じられるものがあるんだと気づく。
雪を横目に、梅の花びらのつぼみが開いていた。
昨日着ていた上着は家に置いて、パーカーの袖をめくって歩いた。
はるを、思い出していた。
昨日。
傘もささずに出かけたふたりに、雪はどんどん積もっていった。
ひとりではくじけそうな、そんな雪の日も、
ふたりでいれば笑えた。
そんな日もあってよかったと思えるのは、過ぎてからなのかも知れない。
夢のような1日だった。
2月。
春になる前にはるが来た。
この1ヶ月。
オートロックのついた自宅に、3回ベランダから入った。
すっかり熟睡しているはるを見ながら、生きてるなぁと思った。
寝て、食べて、話をして。
はるがはるであることを感じた。
うまれたときから、はるははるだ。
これからも。
ただ、はるの中にも季節がある。
寒いときも暑いときも、悔しいときも、かなしいときも、
なんだかんだあって、でも結局楽しいときだってある。
どんな季節も無駄じゃないはずで、全部がはるになっていく。
そんな気がした。あとは、どう感じるか。
2月が終わった。
1日長い2月でよかった。
はるは、歯ブラシを置いて帰っていった。
BIG BAGをもってなにしよう。
何が入ってるかは分からんけど、おもしろいことやってこう。
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