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L*FLY 4 [僕の虹、君の星]for shinmatsudo
投稿日:2012/2/29
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2月19日
大宮店の帰り、新松戸店のkaoruちゃんの家に転がり込んだ。
いつも突然なのに、よく受け入れてくれるなぁ。と感心する。
そういえば、去年の3月も、大阪の家に転がり込んでいたことを思い出した。
突然、kaoruちゃんのお姉ちゃんのカレー屋に転がり込み、風呂まで借りて泊まり、朝は甥っ子と姪っ子つれて、こてこてのモーニングを食べに行った。
なんてノリで通用してしまったんだろうと、今さらながら、すごかったなぁと思う。
kaoruちゃんとはほぼ同期のようなもので、年齢も同じで、わりかし良く話をする機会があった。
だいたい顔をみれば、なんとなく言いたいことが分かるような、 そんな自分とは違う素直さを持った子。
「ほんま、どうすればいいんかなぁ」
と言いたげな顔をするし、言う。(笑)
kaoruちゃんの大阪弁はどんどん出てきて、うんうん、と話を聞く。
スッキリした顔をして帰っていくのに、しばらくたつとまた同じような顔をする(笑)
kaoruちゃんの部屋は、kaoruちゃんやな、という感じだった。
タングステンの間接照明に畳のやわらかさ。
かわいいアクセサリーがやたらとある。なんかいいにおい。
すごく落ち着く部屋。
まぁ、なんやかんや、落ち着かないことが日々あるかもしれないけど、本当は落ち着きたくてしょうがないんかもなぁとも思う。
焦ってしまったり、寂しく なってしまったり、あれ、そこらへんは自分とも遠からずか…なんて。
たまたまkaoruちゃんは、いろんなタイミングで近くに感じていたけど、
他の新松戸のメンバーとは、やはりまだそれまで関われていなかった。
だから、話のバランスをとらないとなぁと思ったし、知りたいと思った。
とにかく、
新松戸のメンバー、、、気になるのだ。
もちろん、内山リーダーがどう新松戸店を考え、やっていくかにすごく惹かれている部分もあるが、そのメンバーが個性的で気になる。
その個人がどうチームとしてスタジオをつくっていくかが気になる。
どんなのか、どうなっていくか、気になってしょうがない。
それがわたしの新松 戸に対する視点です。
個性。
バラッバラになるか、ガチン!となるか、
見ていて、湘南店に1番近いような、そんな気がしたわけです。
だから、ガチン!とできるように、お互いに刺激を送り合いたいです。
ガチンとつなげる役割の中に、わたしは新松戸店には「写真」があると思いました。
それは、カメラマンとしての豊富な経験と知識を兼ねそろえた内山リーダーがやっている店だということ、
インテリアにこだわって世界一ポップなスタジオでありたいということ、
そして、写真にこだわれるスタッフがいるということからです。
写真だけにこだわるのではなく、表現力、提案力。
美しく残す力。想いを残す力。
うまく融合されたとき、日本の写真文化の中でも群を抜いたクオリティーの写真が生まれてくると思います。
そんな写真の話でつながる糸が、新松戸店に行った時に感じたことでした。
朝っぱらから、カメラにストロボをつけだす農坂氏。
美容室撮影に行くというkaoruちゃんのためにストロボを持ってきてくれて、レクチャーをしはじめる。
みんな屋上にあがり、日中シンクロなんかをやり始める。
こんなこと、なかなかないんじゃないかなぁと思った。
写真。写真には可能性があるはず。
そんな新松戸店への本を選びました。
僕の虹、君の星 ハービー山口著
「なぜ、写真を撮るのか?」
もっと、追求していくと、見えてくるのは自分の生き方だったりする。
わたしは、写真は希望だと思ってやってきた。
そしたら、ハービーさんもこの本の中で同じことを書いていた。
驚いた。
必要としていたし、必要とされたかった。
その伝える為のひとつの手段だったんだと思った。
この1日、新松戸店の撮影を見たり、ラストの撮影はカメラマンで入らせてもらって、その合間に、「写真みんなで最近見 た?」
と聞いたら、全員では見てないと言っていたから、仕事が終わってからみんなで見ることにした。
写真を撮る人間は何を思ってシャッターを切るのか。
この人の写真には何が写っているのか?
受け取ること。
感じること。
自分は何が撮りたいのか。
示すこと。
この相互関係。写真はひとりで撮っているものではないから。
写真を通して想いの交換場所が必要だなぁと思ってのことだった。
農坂さん 美しさ こだわり きれい よりよく
「より綺麗にとりたい、でも今はエゴになってしまっているかもしれないけど、でも関係が大事だと思う」
kaoruちゃん かわいさ やさしさ 雰囲気
「その子が知りたい」
kawano おもいしろい 楽しい 生きている 波
「想い、思い出。感じて今を楽しんでほしい。」
客観的に見れているのはいつも、aiさん、そして入ったばかりで感覚が敏感になっているだろう春山さん。
このふたりがうまくジョイントしてこういう場をつなげてくれたら最高だなぁと感じた。
農坂さんはkaoruちゃんに対して「自分が見逃している部分をよく撮っている」
kaoruちゃんは農坂さんに対して「理解しづらい理論的な部分がはっきりしている」
そんなことを言っていた。
お互いがお互いを認めて、足りない部分を求めるのではなく、補いあう。
そうすると、写真が、写真としてもっと強い絆になると思った。
もちろん、新松戸店全員で。
何を撮っているのか、何を撮っていきたいか。
みんなで感じてつくりあげていくこと。祭りのようでわくわくする。
この本のように、その時々のことを記録していくと、これが新松戸の歴史と共になっていくと思った。
わたしはこの本が大好きだ。
生きてきた証のようで。
そして、ハービーさんを感じることができたし、自分が写真を撮る意味も考えられた。安心できた本。
喜びも悲しさも、その時の心が写真には写る。
何を感じて、何を考えて。
それを思い返したとき、かけがえのない時間に気がつく。
大切なものはなんだろう?
写真にはきっと可能性がある。
2月19日 真っ青な青空が広がっていた。
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