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下関店
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L*FLY 2 [CONCEPT LIFE] for urayasu

投稿日:2012/2/29

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3店舗のコンサルティングを行うということで、
ただ、わたしがひょこっと店舗に行ってどうのこうのしゃべくるというのには、あまりにもまだ構想や勉強不足なので申し訳なく思い、
1月から3月までは準備期間として、自分の食わず嫌いな思考を広げるために本を読んだり、各店舗の現状を知ることをしようと計画した。
 
1月は自分の店舗の現状を確かめながら、他店舗へのアプローチのタイミングを計っていた。
ちょうど湘南店の転換期にもあたり、安定するまでは他店舗にはなかなか意識を向けることができなかったからだ。
正直、他の店舗にコンサル行ってる場合なのかと、始めっから弱気になりかけた。自分の店舗が 大変なのに。
それでも、自分の店舗に集中していたからこそどの部分がスタジオ運営に必要な部分なのか、どの部分がスタッフ個人に必要なことなのか気づけた時期だった。
あとは、自分の店舗だけでぐるぐる迷うこともあったので、自分が店舗から身を引いて他店舗の空気を吸って何か吸収してこようという気持ちも大きくなった。
 
2月は、各店舗のリーダーたちとお話ができればと思い頃合いを伺っていたが、なかなかタイミングが合わなかったので各店舗にまず行かせていただいた。
コンサルをやると決めてから、なんとなく、いつでもどこかその店舗のことが頭をよぎって、見るものとか、感じるものにおいて、あの店舗のスタッフならどう思うか、どう感じ るかと想像したりしてしまっていた。
読む本も、どこか3店舗を意識してのことだった。
各スタジオに行く前、そして行った後。
本を読んでいて3店舗にしっくりくるような本があったので、読書感想文と合わせてここに残していくことにする。
 
まず、はじめに行った浦安店から。
 
 
 
 
 
 
 
CONCEPT LIFE     柴田 陽子著
 
 
 
「コンセプトができると仕事がひとつの物語になり、
 やるべきことが次々と見えてくる。
 そしてやりたいことがひとりのわがままではなく
 みんなの共通ゴールとして実現していく。
 
 すると、毎日はあっという間に楽しくなる。」
 
 
わたしは、浦安店とライフスタジオ歴が同じ、いわゆる同世代だ。
スタジオに入る前、まだスタッフにもなっていない頃、
よく分からずに浦安店のインテリア工事に行ったことがある。
わたしが初めて、をたくさんした場所。
 
初めて社長を見た。
初めてスタッフがこんなに いると知っ た。
初めてパテとかペンキとかをやった。
初めてこのスタジオはみんなでスタジオをつくるんだと知った。
 
ライフスタジオで、初めて車がつっこんだ店、それが浦安店だった。
スタジオに車?!
ミニクーパーが来た日は、大盛り上がりだった。
なんだこれ!って感じで。
畳で斜面を作って、必死で車を部屋に入れた。
 
三角斜め屋根の、段差のあるホワイト空間もその頃初めてだったと思う。
ワイドに広く、でも奥行き感も、凹凸感も、漆喰の質感も感じられる空間。
 
2階の丸くくり抜いた壁も初めて。
すっご!なにこれすっご!!どうやった、これ?!みたいな。
そしてそこにある電気 の壁のスイッチの多さったらない。
蛍光灯にタングステンまでもりこんだんですか!なにこれすっご!!
浦安店の1つ前の横浜店にいた自分には衝撃的なことが多すぎた。
1つ次のスタジオで、もうこれだけの進化をするんだな。。。と。
 
浦安店は、新しい思考と挑戦が入った店なんだと感じた。
作りながら、どんなスタジオになるんだろう?と、わくわくした。
どんな場所をつくりたいんだろう、どんな写真を残したいんだろう。
浦安店として。
そんなことを思いながらできた浦安店はわたしにとって、初めてがつまった思い出の場所だった。
好きな場所のひとつ。
 
 
そうやって、浦安店はOPENした。
 
 
 
ライフスタジオ浦安店のコンセプトは「家族の情」です。
 
浦安店での写真を見て幸せが溢れてくる、
そんな場所にしていきたいです。
 
 
 
HPにある言葉だ。
 
コンセプトはある。
大事なのは、「そのためにはどうしよう?」
ひとりだけでなく、みんなで考えること。
浦安店がOPENした時、今いるスタッフはまだ誰もいなかった。
過去を守って行くのも大事。
でも、今ここにいる中で、どうしよう、こうしよう、を、いつも、リアルタイムでいる現スタッフでも更新できるように。楽しんで。
今とこれからを作っていくこと 。
この本を読んで、もっと今のスタッフが、もっと自分のやりたいを、コンセプトにつなげられたらいいなぁと思った。
 
 
2012年2月11日(土)
 
久しぶりに浦安店に行った。
去年、インテリア改装工事に行ったぶりだった。
工事の日は工事で通常業務ではなかったから、そう思うと普通の営業日に行ったのはもう2年ぶりくらいになるのかもしれなかった。
 
1日、一緒に過ごした。
あえて、撮影は入らず見学だけさせてもらって、いつものように1日を過ごしてもらった。
 
どういう風に、撮影に入り、言葉を交わし、時間を過ごすのか。
スタジオの雰囲気。お客様の雰囲気。スタッフの雰囲気 。
業務も素早く終わる。
撮影も分類作業も、すごく安定している。
 
けれど、何かがひっかかった。
もしかしたら、勘違いかもしれないけど。
1日で1年が見えたような気がした。
まだ、ここには、OPEN当時のスタッフの匂いが残っている。
それは、悪いことではないのだけれど、
それが当たり前のようになっていて、今のスタッフの陰がそこに隠れてしまっているような気がした。
遠慮なのか、それが普通なのか、妥協なのか。
2年前と何か変わったものがあるかと言われれば、インテリア工事を改めてした部分もあるし、
今のスタッフで、何か生み出せたものがあるかといわれれば、あると思う。
「家族の情 」を形にしていっている努力も見られる。
でも、やっぱりどこか隠れてしまっている気がした。
だから、変わっていない、そんな風に感じてしまう部分があった。
どこか、くすぶっているような気がした。
もっと、出してもいいんじゃないか。もっと、やりたいことがあるんじゃないかなぁと。
 
ただ、そのタイミングだったり、方法だったり、心のもちようだったり、
そういう「どうしよう?」「こうしてみる?」が、まだまだみんなでやりきれていないのかと思った。
 
だから、わたしは1日の終わりにカメラを持って、浦安店のみんなを呼んだ。
 
「集合写真を撮るので、みんなでポジション決めてください。」
 
そう投げかけた。
 
 
 
浦安店の集合写真。
まず、第一に、何も言わずにソンボンさんが横にねっころがる。
 
出た。受け狙いなのは分かるけどもさ、
そうくると、あとが困るじゃないのよ。
 
有無を言わず、困ったように、女の子たちが横に並ぶ。
 
「あーあー。なんだこれ!」とわたしがつっこむ。形になってない。
 
集合写真を撮る前に、おおよそ想像した通り。
みんなでポジションを決めてというのに、一切、「どうする?」がなかったのだった。
 
 
形を作ろう。
みんなでどうしようか考えよう。
コンセプトを作ろう。話そう。イメージしよう。わくわくしよう。
今在るものが、すべてではないはずだから。
 
まずは、そこからなんじゃないかなぁと思った。
問題はない。ただ、もっと、やりたいことをやって出していくこと。
 
もうひとつ。浦安店に行って気づいたことがある。
 
ほんとは、あーいえば、こーゆう人たちなんじゃないの。
言われたことに対して、なんで?という人たちの集まりなんじゃないの。
ということ。もちろん、いい意味で。
もっと、物事を変換して捉えられる人たちのように感じるけど、今はそれがないというか、気づいてないような気もした。もしかしたらやっぱり遠慮?
でもちょっとオーバーに言ってしまえば、
何不自由なくのんびり暮らす田舎の女の子じゃない。
みんなジャンヌダルクなんじゃないの、実は!ってことです。
だって、年末の忘年会で尾崎豊をあんなに高らかに歌っていた人たちなんですもの。
 
だから、わたしは浦安店ジャンヌダルクたちの馬になる方法を考えます。
なんなら尾崎豊のバイクになる覚悟です。
 
やっちゃえ!いっちゃえ!そういう馬になります。
 
浦安店のコンセプト「家族の情」を追求する為に。
これが、浦安店だ。という形を作って行くために。
義務ではなく、自由を感じられるように。
 
 
CONCEPT LIFE
 
 
妄想がわきあがる。たしかにその通りの本で楽しく読めた。
とにかく、なんか、柴田さんの親近感が本から出てくる。
感情移入するというか、当事者になりきれるというか。
そこから、自分がこうしたらお客様はどう感じてくれるだろう。
自分はどう思うだろう。考えられる部分が多かった。
ストーリーを思い描く。そこに自分の行動をつなげる。理想を現実に変える。
それは、たしかなコンセプトがあるからだ。
「こういう風景を望んでいるんだ。」
それを、その場をつくる人みんなで共有する。
「お客さんがそのお店を選んでくれる『価値』を考えて作っていく」
それも、コンセプトありきだと思う。
 
 
「家族の情」
 
浦安店での写真を見て幸せが溢れてくる、
そんな場所にしていきたいです。
 
 
•喜んでくれる人の笑顔を想像しよう
•もっと喜んでもらえるためには?
•喜んだとき、どう言ってもらえると自分も嬉しいか
•溢れてきた想いも、どう残していくか
•この写真をどういう時にまた見てほしいか
 
 
どんなスタジオでありたい?何がしたい?
想像することはもっとやまほどあるはず。
そしてやっていくべき、やりたいことも見えてくるし、行動につながっていくと思う。
その時に、行動を後押しできる応援しあえる仲間になること。
 
どことなく、優先順位が見えた。
 
妄想好きなわたしがひとりでストーリーを考えるのではなく、
みんなで妄想して、まずたくさん話がしたいと思った。
 
 
 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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