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下関店
scrollable
L*FLY 1
投稿日:2012/2/27
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わたしは強い人間ではない。
悔しさと寂しさ。
だからこそ、今の自分だと思う。多分。
なくしたものへの記憶が、
まもりたい、そう思わせてくれているだけのことだった。
今、わたしは何に集中するべき時なのか?
Life circleのリーダーシップで、自分のプロジェクトをやると決まった時、わたしは湘南店のベースをつくる、とした。
湘南店を、どう存在させていくか。
できたからには。ここにきたからには。そういう気持ちだった。
あたらしい場所が誕生して、つくりあげていく、ということ、そこに、ライフスタジオのマインドを見つけること、そして湘南店としての価値をつくっていくことを目的としてのことだった。
その過程を通して、どれだけ考えて、どれだけ悩んで、どれだけ行動して、写真館というひとつの生きる場所を存在させていくか、ライフスタジオだけでなく写真館という場所で生きる人への問いかけができればと思った。
なにをしようとしているのか?
なにがしたいのか?
残すものは、なんなんだろう。
きっと、がんばっている写真館もあると思う。
でもその中で諦めかけている写真館もあると思う。
もっとできることがあるかもしれないのに。
もっと残せるものがあるかもしれないのに。
写真館をまもることは。
まちをまもること。
こどもたちをまもること。
かぞくをまもること。
存在を伝えていくこと。
写真を仕事とする人をまもること。
それが、わたしがこれから先、やろうとすることだと思う。
だから、その時までに、この場所で経験し学ぶことが今、わたしがやるべきこと。
なんで、そこまで写真館にこだわるのか?
そう言われれば、きっとわたしはここで写真館という存在の可能性に気づいてしまったからだった。
写真館で働きたいと思ったことなんてこれまで少しもなかった。
写真を学んで、とりあえず知らない世界を見てやろうとしか思ってなかった。
業界に入って、社会を見て、いつか駅に張ってあるようなでかい写真を撮れば、お金も稼げるし、それなりに認められるんじゃないか。
その程度にしか思ってなかった。
なんとなく、普通より楽しい生活ができる んじゃない?
その程度で、わたしは上京した。
でも、でっかい写真を撮るような現場で働いていた時に気づいた。
華やかに見えた世界は汗まみれで、厳しさの中で成り立ってて。
それでもそれなりに楽しかったけど、
なんか、なにかが遠かった。
でかい写真を撮って、たくさんの人の目にとまるものもいいけれど、
時間が経てばまた違う写真になって、変わって行く。
その写真を感じて喜んでくれる人が、写真を大切に思ってくれる人がもっと近くにいてほしいと思った。
その時、思い浮かんだのが、写真をやっていくきっかけをくれた写真屋のおっちゃんだった。
高校の下に、写真屋があって。
寄り道をしては、写真をプリントしながら、
これはここに行ったとか、ばかばっかし てるとか、パンツがみえてるとか。
わたしが見た風景を一緒に見ては話をした。
笑っていた。
親や先生のぐちを言ったりした。
笑っていた。
寄り道できる場所が、わたしの落ち着ける場所だった。
貧乏暇なしだと、いつも言ってたおっちゃんの笑顔を見て、おもしろいおとなだと思った。
きっかけは、ここからだった。
楽しそうな生活は、刺激的とかそんなんではなくて、
こんなふうに、誰かと一緒に笑えるだけでよかったんだと気づいて。
広告ではなく、ちっちゃなスタジオやラボを探した。
そんなこんなをしている時に、一度地元に戻ることがあって、
これからのことを相談したいと思ってその場所に行った。
でも。写真屋がなくなっていた。
あたりまえに、ある場所だと思っていたのに、なくなっていた。
小さな写真屋は、どうすればいいんだろう。
どうしていいか分からなくなった。
この時代に、写真屋なんて、、、求められないのかと寂しくなった。
わたしにとっては、つながりの場所だったからこそ。
前のスタジオに残るか、別の仕事を探すか。
悩んでいた時。
わたしはライフスタジオを見つけた。
「人生の写真館」というフレーズが、やけに気になった。
何を撮ろうとしているのか?
何をしようとしているのか?
写真に何ができるのか知りたい。
とにかく乗り込んでいた自分がいた。
それからのことを話すと、きっときりがなくなる。
きりが なくなりすぎてたいへんなことになる。
でもここで、気づいたことがある。
諦めたくないと思った。諦められないと思った。
写真は、残していくし、写真館は、残ってほしい。
写真を求めている人がいる。
お父さんが有給まで使ってくる人もいる。
でもきっと、残したいものがある。
わたしは、ここが、
生きていることを、立ち止まって感じられる場所だと思った。
今年でこの場所にきてから4年目だ。
1年目は、理想と現実の間で、自分には何もできないと思った。
2年目は、支えてもらいながらやりたいことが見えてきた。
3年目は、確信ができた。居場所をつくりたい。写真を残したい。
いつかは、この日々の経験を背負って地元に帰る。
だから、もっとこの場所から出ても戦える経験を増やすこと。
写真館の価値を、改めて考えて作っていくこと。
湘南店をつくっていきながら。
ライフスタジオは何をやろうとするのか?
再確認の時期だと思った。
ただ、写真をやろうとしているのではないはずで。
お客様だけでなく、スタッフもこの場所で人生を感じて気づいていくこと。
ここにいることを、なかったことにしたくない。
feel your life
自分のプロジェクト。
…ここまで書いてきてなんだが。
湘南店でしっかりやりたい。と言ったところ。
そんなんあたりまえや!と李社長に言われた。それはそうだ。
そしてその秋頃、湘南店オープンから4ヶ月、
わたしだけライフスタジオ経験者で、その他のスタッフが新規ということでの考え方にどこか差が出ていることにも気づいていた。
このままでは、ただの自分のワンマンになってしまうと思った。
わたしは、わたしの店をやりたいとか思っていないし、みんなにも一緒に店を作ってほしい、やりたいことをやってほしいと思っているけど、それがどうにもこうにもうまくいかない時もあった。それは今でも。
ほどほどに。
じゃあ、わたしはどういう 風にいることがいいんだろう。
湘南店をしっかりやって、他の写真館への投げかけがしたいと言ったわりに、
ライフスタジオへの投げかけをしてきたかどうかと言われれば、
わたしは今まで何かやってきたか。。。という気になってそわそわした。
そう考えたとき、湘南店と同じような、わりと新しい店舗、新しいスタッフがいる店舗に、とても大変だったと思うのに、自分はあまり関われてなかったと反省した。とことん、反省した。
浦安、新松戸、大宮。
1年目。何もできないと悶々していた時の自分のことを思い出したりした。
きっと、湘南店のスタッフだってそういう時期なのだろうと思う。
決めた。
わたしは呼ばれてもいないのに、コンサルティングに行く。
呼ばれてもないのに。ありがた迷惑な話だ。
でも、そもそもコンサルティングという名前が正しいかと言われればどうだろうとも思う。
問題があって、その問題解決•改善にいくのではないわけで。
ライフスタジオというこの場所はなんなん、ってこと。
この場所はなんなん、ってこと。
そこにいる人たちを感じること。探すこと。見つけること。
そこから、それぞれ自分が自分として、みんなでスタジオを作りたいと思った。
もちろん、湘南店にも同じ気持ちだ。
一緒に。そういう気持ち。
わたしがその店に入って、なんやかんややろうというのではない。
ただ少しだけ、楽しくなりそうな方法を一緒に考えてやっていきたいと思うのです。
もちろんベースは、Life mindを通して。
これは切ってもきれないものだと思う。
美しさを表現し思い出を記録する楽しみの空間。
自由、関係、楽しみ。
その3本柱が、わたしが入社した頃から言われていた、「写真、関係、空間」につながっている。
それを理解して、納得して、つなぐこと。
これが、各店舗の色につながってもおもしろいのではないかと思った。
浦安:関係
家族写真をオリジナルでやっている浦安店。
もっと追求していくと、ごっそり特色が出てきそう。
そこに向かう為に、まずスタッフのおもしろさを出して行きたい。
大宮:空間
4seasonというコンセプトのある大宮店。
家族の休日をイメージしてつくられた店舗は正直羨ましいほどいい。
この場所が家族の思い出の場所になるような、空間づくりを考えたい。
新松戸:写真
美しい写真を撮る人がいて、優しい写真を撮る人がいる。
つっこみ役もいる。
新松戸は、POPとART。
混じり合い、作りあげるとき、日本の写真館を変えるという、ライフスタジオのコンセプトどうりの、すごい写真をクリエイトするスタジオになると思う。
3店舗同時にやっていく理由のひとつに、横のつながりも作れればというところもあった。
自分の店舗だけでやるのではなく、3店舗プラス湘南店で、
探りさぐり、一緒に。
匂いが届くように、風を送る。
うちわ係を、楽しんでやっていきたい。
その為には、自分自身の勉強も必須なわけだし、行動力も必須。
いい人にならないといけない。
コンサルティングという名前は、たいそうなものだけど。
ここにいてよかった、ってなればいいな、と。
幸せとか、人生とか。
まだまだ分からないけど、12月までの期間探したい。
feel your life
なにをもって成功といえるか。
それは、やっぱり再確認。
Leader ship project Feel Your Life.
L*FLY
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