「おまえいくつになった？」っと。ある夜に電話が来て。

「25になりました。」そう答えて、時の早さに驚きました。

 

出会った頃わたしは20歳で、田舎っぺのぺーぺーで、社会に出てすっとこどっこいで、

あ、ぶっとばされる、、、くらいに、学校より遥かに怒られた日にも、

怒られてふてくされてトイレで寝た日にも、

「まぁまぁ」って、よく、言われたなぁ、と思い出しました。

そんな先輩は、その夜の電話をきっかけにわたしとまた働くことになった人。

面接の第１質問。突然社長がわたしの悪い部分を３つ言えと言って、すぐに３つ言える人。

だからこそ、お前のことは分かってるから大丈夫だ。っと言われてもいやじゃない。

前のスタジオにいた時と変わらないノリで、そしてまた言ってくれます。

「まぁ、落ち着けって。」

その感じが懐かしく、ありがたいもんです。

なんかタイミングってあるもんですねー、っとお互いに話しながら、

ひとりで生きていくことに意味はないんじゃないか、

プライドを捨ててもポリシーをもっとけば大丈夫だ、

なんて。いいことをほろりと言った後に、くっだらない話をして、またわたしもくっだらなく返す。

８時間も絶え間なくしゃべくったのに時間が足りない。そんな先輩の名は、黒木さんです。