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下関店
2012!
投稿日:2012/1/3
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あけましておめでとうございます!
さて。
実家にて、しばらく目覚まし時計をかけずに過ごす毎日でした。
母は、新しい枕と、新しい歯ブラシと、新しいスリッパを用意して待っててくれました。
自分自身、こわいもんなんてそれほどなくて、ただ母が史上最強にこわいものだと思っていましたが、やはり距離をおくと優しくなるのでしょうか。なんて。
明日の朝には、また神奈川へ戻ります。そんな夜。
自分の学習机でブルーハーツを聞いていると、こんな時間まで受験勉強をしていた頃のことを思い出します。
って、いつも最後の夜はだらだらして中々眠れないのですが。
今回も、地元の仲間と地元の話をして過ごしました。
「いつも帰るたびに景色が変わる。道路がきれいになるだけでたいしたものができんから、好かん。」
と言って、地元から離れてずっと福岡に住んでいる友達。
「ほんと、なんもなくて不便やけど、でもなんか好きっちゃ」
と言って、地元にずっと住んでいる友達。
わたしは、どうしても、地元を離れたくて高校を卒業して飛び出したわけです。
理由は、何もないから。なんか、楽しくないから。やりたい仕事がないから。
都会に憧れたわけです。違う世界を知りたかった。まぁ、若気の至りと勢いですね。
けれどやっぱり地元というのに特別な感情はある訳で。
でも、ここにおる人は何が楽しみなのかな。。といつも帰省する度考えてしまうのです。厚かましいですが。
先日の鍋会にて。
「下関に何があったら嬉しい?」って聞くと、
「MK!」
とすかさず答えた友達がいました。かわいすぎる答えに、笑わずにはいられませんでした。
あ、MKとは、福岡とかにあるリーズナブルなしゃぶしゃぶ食べ放題の店です。
友達が付け加えました。
「あと、びっくりドンキーとか!」
食べ物ばっか!でも、福岡と海を挟んだだけなのにわたしの町には、県内でひとつしかスタバがありません。
ドンキホーテもまだ1店舗という噂です。県単位ですよ。
でも、そういうのは正直どうでもいいのです。チェーン店展開しづらい背景があると思うし、やはり文化も町並みも違うのです。
MK発言の友達の言葉の真意としては、やはりどこかに物足りなさを感じているのかなぁなんて感じました。
この町に誇れるものがあればいいけど、そこまでのものがあるかと言われればよく分かりません。
「なんもない。と言っても、なんかしらある。けど、なんか微妙。」
田舎の極めでもなく、都会でもない現状。
確かに、道路も綺麗になって大きいモールはできたけど、じいちゃんばあちゃんはその需要の中にいれてないと思うし、
土地がある割に、異様にでかいパチンコ屋ばっかりだし。なんか、考えます。
やっぱりMKは必要かも。
東京のような、おしゃれでキラキラしてて、サイクルが早くて毎度驚きのあるような、
目のやり場に忙しい街になれるわけもそう簡単ではない、というか、そうなりたいのかと言われればむちゃくちゃな、とも思うけど、
町として、人が生きていく場所として、地元はこれからどうなっていくのだろうと。
たまに、離れた神奈川でぼけっとしていると、よく分からなくなる時があります。
なんで、ここにいるのか。親戚もいないし、生活費はかかるし。帰省で交通費は軽く6万近くかかるし。
何やっとんやろっと。
それでもわたしは、出稼ぎだと思っています。意味がある出稼ぎ。
地元だけでは得られないことを学んで、なにかしら持って帰れないかと。
正直、正直なところ、やっぱり都会の方が便利だし、住みやすいなとは思うのです。楽しいし。正直。
上京するまでまったく行ったこともない馴染みのない場所で、
周りからは「東京は人が住める町じゃない!なんで出るんかね!」なんて言われたり。
出たら出たで、印象は違うもんです。いいとこも、うーん、なとこも。どんな場所だって同じ。
それでもたまに、関東が地元だったらよかったかもなーなんて思ってしまうし。
でも、下関で育った運命がちらほらよぎります。
今回の帰省で、ほっとした言葉がありました。
地元でcafeを営むおっちゃんの一言。
「ほんとは、僕も嫁も下関がそんなに好きやないけーね」と。その言葉が今回一番響いた。
下関で生まれ育ったおっちゃんも、若い頃は福岡や東京で過ごし、30代後半で下関に戻ったらしく。
「でも、下関をどうにかせんにゃーいけんって思ったから。」
あぁ、そっか。
わたしは地元に満足してなかった。だから離れた。でも、離れてから、やっぱり大切な場所だと気づけた。
でも、手放しで大好きだ!と叫べるほどでもなかったのか、、、とおっちゃんの言葉で気づけたのです。
だからこそ、おっちゃんの姿がすごいと思えた。満足してないからこそのエネルギーっていうかなんなのか。
そんなおっちゃんのcafeはとことん地域密着型で、食事に来る人の憩いの場であることはもちろん、
cafeにギャラリーを併設し、地元の作家さんが思う存分エネルギー発散できる場所として存在しています。
老若男女集ってます。
cafeから飛び出して下関人をたくさん巻き込む野外fesのイベントを毎年していたり。
楽しめる場所を、人が笑える場所を、好きになってもらえる下関をつくってる人だなーと思いました。
1週間。自分が育った町は、なんだかんだ言っても愛着のある特別な場所だと感じました。
年越しにて。
ガラッガラの境内で、「ねーーーーちゃん、こっちおいでーー!」と、賽銭箱の前で待ち構えるラフすぎる神主さんにひっかけられ、
棒についた白いわさわさしたのを頭に何度もふってもらい、
「僕がこれをふったらね、すーぐ彼氏ができて、すーぐ結婚してこどもがうまれるけぇ!」
なんて、めちゃくちゃ一方的に話を進められました。
とんだ急展開が2012年起こるのか?!なkawanoでした。
今年も、よろしくお願いします^^
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