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下関店
scrollable

family*距離

投稿日:2011/11/30

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社長とスタッフで撮影しながら散歩に行った時の写真が印象に残っていた。
人物ぎりぎりまで近づいて撮影する姿、そして撮影された写真を見て驚いた。
ここまで寄っていいんだ、と。
人は、ここまで、という距離があるらしい。
なんという距離という名前か詳しくは忘れてしまったけれど、
その距離が大丈夫だと感じる距離が、その本人と相手によって違うらしい。
写真を見て、その中で信頼関係が写真に表れていると感じていた。
写真に写る人々の関係、写真を撮る人との関係。
11月のクローズアップという課題の中で、表情や仕草に集中することももちろん、どういう条件で撮影するかを考えた。
望遠レンズで被写体との距離を置きながらも最大に被写体に寄っていき、距離があることで生まれる空気感を捉えること、
または、広角レンズで自らが被写体ぎりぎりまで寄って人物との関係を捉えること、この2点を意識しようと考えていたのだが、(標準レンズという選択もあったが、今回はあえて望遠か広角での接写かで考えた。)
そんな11月のタイミングで湘南店の望遠レンズの調子がことごとく悪くなり修理に出していたので、後者の自ら寄っていく、という撮影に集中した。
そうした時に、社長の写真を思い出した。
この写真は、その社長が撮った写真の真似である。
「学ぶ」という語源にもなる「真似ぶ」ということを、わたしは撮影で行い真似をしてみた。
初対面のご家族。
距離感を考えた。
3人の距離に入り込むため、近づくことによって気になってしまうであろうカメラと私の存在をなるべく気にされないように、
お父さんとお母さんには、最愛のお子様にぎゅぎゅっと集中してもらい、
内心「おじゃまします•••」となりながら、ぎりぎりまで寄っていった。
フレームからはみ出るようになりながらも、ご両親に守られるbabyの存在感が際立ったように思う。
 
クローズアップ。
どう近づこうか、どう切り取ろうか、
より考えていく時間となった。
 
shonan photo by kawano assistant yatsu

 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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