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下関店
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yoyogi

投稿日:2011/11/19

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何考えてんの?

 
そう言って変な顔をしていた。
12年前の先輩がしていた顔を思い出した。
自分でも無意識で癖というものがあるらしく、
考え込んで、ふと目の前を見るとその先輩の顔がいつもあった。
 
写真を見てまた気づいた。
あ、撮られてる。。。
 
その顔を撮られていたのは初めてのことだった。
 
この瞬間も。いまだ変わらずに、
あぁ、自分なんだ、と認めざるを得ない、という感覚になった。
 
代々木公園で、初めて李社長に写真を撮られた。
(本来なら、撮ってもらった、というべきだが、撮られるつもりがなかったので、撮られた、とする。)
 
今まで、社長が撮ったスタジオの写真はたくさん見てきたが、
写真の趣味もあるし、何を目的にするか、写真の主題も人それぞれ違うので、
すごいなー、と思うことも、んー?と悩むこともあった。
この人は、何を撮っているんだろう?
写真を見る時はいつも考えるが、社長に対しても同じことを思っていた。
 
実際に撮られるとまた違う感じ方あった。
撮られているときには全然分からなかったけど、写真を見て気づく。
あぁ、そっか。社長の写真の中には、本物があるんだなぁ。っと。
その存在の真実さ、そこにきちんと美しさといったものも残してくれているようだった。
 
分からない、と何回も言いながら、
結局どうしていいか分からなくて、どーしょーもない顔をしてるものもあったけれど。
それも残ってたのがおもしろかった。
 
わたしも本物が欲しい。
その為にできることを見つけたい。本物以上を見つけられるように。
 
そんなこんなで、モデルがだめだ!!と言われ続けた1日。
 
カメラマンの田中さんとわたしと並ぶ、
エセカメラマン(望遠だけをもった)ぴょんちゃんの浮かれた顔が覗く1枚。
地面に寝っころがっていた社長の姿を思い出す。
シャッターをきって、また社長はつまんない顔をした。
 
…、そんなにだめだったかな。。。
まだ少しだけ暖かかった秋の日。
 
 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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