日が落ちる空の下で、ただ無音になった。

彼女は、自分の中の何かを探し悩んでいるようだった。

沈黙の中でシャッターの音をたてた。

彼女の言葉の中に、よく、

「何をやるかではなく、誰とやるか」

そう出てくる。

でも、そこには確実に「自分」がいて、確実に「自分の意志」が必要となってくる。

誰かの意志に添うことであっても。

だからいつも、どこからどこまでが彼女の本心なのか、彼女そのものであるかを考えてしまう。

彼女の核心は何だろうか？

あまりにもまっすぐで、あまりにも素直な人で、

わたしにはないものを持っていて。

エネルギーを共存させていく人。

だけどこの静かな時間はただ、彼女の苦悩を感じた。

ゆっくり整理をしながら、彼女自身が自分を感じ、そこから突破していくのだと感じる。

その時、彼女はどんな顔をするのだろうか？

人間は悩むことができる存在、そこに何か意味があるはずで、

わたしもまた悩むのだった。

またこの場所で、話す日が来る気がする。