10月になった。
彼女が残していった匂いを探す。

結局、同じことを思っていたようだ。

うまく言えないけど、
もっと優しく、もっと何かを伝えられたはずだったと、

やりきれない思いもあった。

もっと貪欲に、もっと素直に受け入れるべきだったと自分を反省した。

期待や不安を、
おたがいにぶつけ、
おたがいに傷つけて、
それでも隣で４ヵ月を過ごし、気付くことが多くあった。

わたしたちは、不足していた。
少しずつ気付いてきた。
助け合う必要があった。

でも、なんとなく、
彼女がいれば不安だと思わなかった。

10月になった。
離れてしまった今は、彼女を想うしかないけど、
その分これからはもうちょっと優しくなれる気がします(笑)
だから優しくしてください、ウンジョンさん！
なんてね。

何かあれば、
何もなくても、
いつでも頼ってください。

ありがとう。

ちゃんと言えなくて、
最後の夜に湘南で出会ったこどもたちに言ってもらった自分は

まだ素直じゃないんだと思いました。

ごめんね。
ありがとう！！！