こどもは素直だ。 楽しい、嬉しい、いやだ、なんかいやだ、 悲しい、寂しい、 そういう感情を素直に見せてくれる。 大切なのは、ちゃんと見ること。 ちゃんと見てから、接すること。 おとなは、なんかよく分からない。   そういう状況になるんだろう。 迷惑をかけないように、 強くないと、そう思ってみたり、 時には自分を悟られないように、 感情に、思考がかぶさって、 素直な気持ちを、少しずつコントロールしていくのかもしれない。   って。 おとなは分からない、そうわたしも決めつけていたのかもしれない。 けど、おとなもちゃんと見ないとな、って思う。   感情は生きている。   おとならしく接してる、って、言われたけど、 素直だなぁ、と思う人がいる。   楽しいときは笑って、 しあわせなときは、何とも言えない顔をしてる。 食べてるときは、しあわせだーと、つぶやいて、しあわせそうに寝るんだろう。 悩んでいるときは距離を置いて歩く。 不満げな顔、不服そうな顔、さみしげな顔、かなしげな顔、 怒っている顔、   こどもみたいな人。   それでも、学びたいと思わせてくれる、おとなな人。