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老人と海
投稿日:2011/6/27
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本屋にて。
危うく英語版のを買うところでした。
「老人と海」
並んであったところがこども向けのところだったのにも納得です^^
淡々としている物語の中にある、際立ったメッセージ。
簡単なようで作者の思考が意識的にかなり反映されているのに気付いたのは、
本編後の解説を見てからでした。
いや〜この解説、久しぶりにくいついてしまいました♪
翻訳者の福田さんのアメリカ文学に対するバッサリな切り込みと、ヘミングウェイの考察。。。
文学とか、ヨーロッパ的とかアメリカ的とか、全然知らなかったけどおもしろい!
あの、いさぎいい文章の書き方、
わたしもバランスのとれた大人な言葉を習得したいなぁ、、と思いました。
「〜なりますまい」
とか。
今のわたし、使えない。
この作品は、縦につながる時間的な方式らしいです。
ほーーう。
社会的に、ヨーロッパは時間の原理で、アメリカは空間の原理で…という説明も歴史を考えながら見てみると、
ほーーう。
1920年。
「問題はあるが、人間はいない。
社会は存在するが、個人は存在しない。」
へーーー。。。。
個性というものを、福田さんは、
「個性とは歴史的背景のうえに、すなわち時間の原理のうえになったものです」
と、ざっくり。
2011年を生きる自分にとっても、
なんか色々考える部分やなぁと思いました。
「kawanoと海」
下関の海は、けっこうきれいです。
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