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下関店
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haruka*プロローグ

投稿日:2011/5/20

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あなたの声を、今でもまだ覚えています。 ・ 自分ひとりで着替えられると、 かたくなに手助けを拒み、叫んだあの声は、今までに聞いたことのない声でした。 撮影が始まる前の時間。 「ゆっくりでいいから、ひとりでやっていいよ」 そう言って、お母さんにはただそばで見守ってもらいました。 4歳、あなたはもう、なんでもひとりでやりたがるようになった。 お母さんから離れていくその姿が、なんだか少し寂しくもあり、誇らしくもあった。 まだまだうまく着替えられなくて、 お母さんはちょっと困った顔をしたけれど、その背中はやさしく見守っていた。 彼女はとても穏やかな表情をしていた。 ・ 撮影は、本当によく話を聞いてくれてたくさん一緒に楽しく過ごしたね。 でも、この日の叫び声がわたしは忘れられない。 撮影前のこの時間が、彼女のこの日の始まりだった。 いつか、彼女もおとなになっていく。 何の為の75cut かと問い続ければ、少しの手がかりを残しておきたいと思う。 あなたを、 今のあなたを、 わたしはずっと覚えておきたい。 その手がかりを、わたしは探す。 そしてまた、あなたにもこの日のあなたを残しておきたい、そう願う。 生きていく、未来のために。 ・ あと何度、わたしはあなたと向き合えるだろうか。 あなたの心を、写させて欲しい。 いつも、カメラにとらわれなくてもいい。 カメラに笑顔だけを見せようとしなくてもいい。 カメラで縛ってしまうことはしたくない、カメラを通して見守っていきたい。 悩んだ時には悩んだ姿でもいいし、 涙が出そうな時は、泣いてもいい。 楽しい時は一緒に笑おう。 そんな風にずっとあなたの心を、許されるのなら撮らせて欲しい。 いつかまた、一緒に写真を見よう。 あなたの、話をしよう。 それが、わたしの目標でもあるから。 この1枚があれば、わたしはこの日のことを思い出せる気がする。 大切にしたい1枚。 あなたがあなたであったことを、 受け入れて愛せるように、 あなたの大切なドキュメントでありたい。 写真を撮る上でいつも悩む。 それは永遠の悩みだと、言ってくれた人がいた。 ずっと撮り続けていくことでしか わたしの悩みは晴れないんだと思う。 もしも彼女が母になって、 また写真を撮って欲しいと言ってくれる日が来るとしたら、 …嬉しいなぁ。。。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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