それでも朝は来た。
一晩中TVを見て眠れずに、朝が来た。 朝が来た。
この日の朝日の美しさを、一生忘れないと思った。 悲しすぎる朝だった。
２ヶ月の学習休暇の中で、これからのことを考えた。
インドに行ったことも、 写真館の現実を知り感じたことも、 そしてこの、地震のことも。
すべてが自分の中に響いた。 未来を望んだ。 「まだ、生きたい。」 そう思った時に、一気に涙が出た。
みんな、そうだったに違いない。
生きていくと思ってた。 この人と生きていくと思ってた。 この街で生きて行くと思ってた。
その思いを想うと、やりきれなかったけど。 それでも朝は来る。
ここに在る、いのちを大切に。
今、みんなが出来ることを出来る限りやっている。
計り知れない悲しみの中で、また動き出した日本。
強さを感じながら、またそれぞれ生きて行く。
生かされているこの時間の中で、未来の為に何が出来るか？
ひとりひとりが、生きて行く、この社会の中で、 地道に自分に出来ることを、仕事を、生活をしていきたいと思います。
またこの場所に戻ってきました。
故郷下関から、電車で20時間。
神奈川生活５年目突入。 雲一つない、 空の下で、 また今日も生きていると感じた。